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私は心明学院大学附属小中学校で体育主任を務めている平岡と申します。
この度は、本稿が取り組んでいる「新しい体育の授業」をご紹介するために筆を取りました。
従来の体育の授業は、スポーツと心身の健全育成の両方に目的が置かれていますが、結果的にどちらも中途半端になってしまっているのが実情です。
その結果として、正しい動きもできないのにスポーツをさせられ、運動嫌いになってしまう子どもが多数生み出されてしまっています。
また、運動が得意な子どもにとっても、ただのレクリエーションで終わってしまい、競技能力の向上にはあまり役立っていません。
こうした現状を憂慮し、本校では独自プログラムの開発に取り組んできました。
その結果完成したのが本日ご紹介する「新しい体育の授業」です。
「新しい体育の授業」では、スポーツではなく身体の健全な発達と身体を動かすプリミティブな喜びを感じられることを目標に設定しています。
このため、子どもたちの発達の状態をトレーナーが分析し、体の使い方のクセや筋力と骨格のバランスを常に把握します。
それを元に、AIを用いて子どもたち一人一人に最適なエクササイズメニューを作成していきます。
このエクササイズは、ゲーミフィケーションを取り入れて、楽しく身体を動かすことができるものになっていますので、スポーツが苦手な子どもでも身体を動かす楽しさを味わうことができます。
運動が得意で、すでに特定のスポーツに取り組んでいる子どもについては、そのスポーツに必要な筋肉が身につけられるメニューを提供します。
無意味な競争はさせず、子どもたち一人一人が自分自身の成長を喜ぶことができるというのが、私たちの「新しい体育の授業」最大の特徴です。
「新しい体育の授業」の効果は大きく、体力テストの結果は全国平均を大きく上回り、中学部の部活動でも飛躍的に成績が向上しています。
私たちは、この「新しい体育の授業」こそがこれからの体育教育のスタンダードになるべきだと考えており、これを取り入れてくれる仲間を探しています。
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