コンパックコンピュータ(株)は7日、同社のPCサーバー製品『ProLiantサーバ』の新製品を発表した。今回の新製品発表にあわせ、ProLiantシリーズのラインナップをコンパクトな筐体を採用したラックマウントタイプのDL(Density
optimized Line)ラインと、拡張性重視のML(Maxmum flexibility Line)ラインの2つに分化。またそれぞれのラインを求められるパフォーマンスによってワークグループ(300シリーズ)、ミッドレンジ(500シリーズ)、エンタープライズ(700シリーズ)の3つのカテゴリーに分け、製品構成がより明確にされた。いずれのラインもISPやASPビジネスなど、いわゆるeビジネスをターゲットにしたもの。ユーザーがサーバーを運用する形態や場所、規模に応じて製品をチョイスしやすいようになっている。新ラインナップの発表により、従来のProSigniaシリーズは徐々にProLiantシリーズに統合されることになる。なお、今回DLラインが担当するラックマウント型のサーバについては、現在コードネーム“Photon”と呼ばれる次世代の1Uタイプの製品を開発しているともコメントされた。
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![]() | 新製品のラインナップについて説明する、エンタープライズビジネス統括本部PCサーバ製品部長の森本昌夫氏 |
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発表された新製品は『ML350』、『ML370』、『DL380』、『ML530』の4モデル。いずれもPentium
IIIを搭載し、フロントサイドバスを133MHzに高速化したもの。低価格モデルのML350でもホットプラグHDDに対応するなど、高速化と機能の充実が図られている。また、これらの機種ではシステム管理機能も強化、遠隔地からのシステム管理や保守を可能にする『リモートInsightボードLights-Out
Edition』を搭載、ウェブブラウザー経由でリモートサーバーを起動・監視・管理ができる。
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発表会には、副社長でエンタープライズビジネス統括本部長の河合聡氏(右)、PCサーバ本部長の森本昌夫氏(中央)、カスタマーサービス統括本部PCサービス本部の本部長 上野正俊氏が出席した |
このほか、PCサーバー用のサポートサービスとして、ユーザーのレベルに応じたサポート体系やアップグレード、インストレーションなどの各種サービスを追加したことを発表したほか、同社のPCサーバーを扱うエンタープライズビジネス事業部についての組織変更についてもアナウンスされ、今後同社がこの市場にこれまで以上にコミットしていくことも発表された。
![]() | ワークグループサーバーの『ProLiant ML350』 |
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新製品の価格はML350が40万から、ML370が60万円から、DL380が80万円から、ML530が100万円からとなっている。
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