インターネットを利用したキャラクターショー“iCS2000(インターネットキャラクターショウ
2000)”が4月1日~4月30日までiCS2000専用サイト上で開催される。iCS2000サイトでは、イベントの参加企業によるアニメや映画、コミックなどのキャラクターの紹介、グッズの通信販売などが行なわれる。主催はiCS実行委員会、後援は(株)フジテレビジョン。入場料(サイト閲覧料)、企業参加費ともに無料。
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“iCS2000”トップページ画面 |
iCS2000参加企業は、キャラクターや、ゲーム、映画、アニメなどのコンテンツを、iCS2000サイト上で紹介できるほか、iCS2000サイトを通じてキャラクターグッズの通信販売を行なえる。事務局が、参加企業の用意した作品の素材やグッズをもとに、テキストや静止画、動画、音声を利用した専用のウェブページを提供、iCS2000サイト上で紹介する。音声入り動画データはQuickTime4.0形式を、音声データはwav形式とQuickTime4.0形式をそれぞれ採用する。また、ドリームキャストの比較的小さい画面でも容易に閲覧できるように、サイトはコンパクトなデザインとなっている。ただし、ドリームキャストでは動画は再生できない。2月2日現在の参加企業数は47社。
また、津田京佳さんとYokoさんの2人の女性アーティストがiCS2000のテーマソングをそれぞれ歌う。2人の歌は、iCS2000サイト上で聴くことが可能。さらに、キャラクタービジネスにゆかりの深い著名人による、キャラクターやゲーム、アニメについての特別講演を、動画で閲覧できるほか、サイト上での宝探しゲーム、プレゼントコーナー、来場者(サイト閲覧者)用のBBS/ゲストブックが用意される。
都内ホテルで行なわれた記者発表会で、iCS2000のプロデューサーである浦野重信氏((有)アルケミスト代表取締役)は、「現在行なわれているゲームショウやキャラクターショーなどのエンターテインメント関連イベントは、開催場所が東京中心で、開催期間も約2日と短く、来場できないファンが多い。また、イベントが細分化されているため、各イベントに参加するメーカーにとっても負担が大きい。これらの距離や時間、予算の問題をインターネットによって解決したのがiCS2000。世界に向けて情報を発信する見本市を目指す」と挨拶した。
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左から、浦野氏、iCS2000スーパーバイザーである(株)フジテレビジョンの立川善久氏、松尾総合法律事務所の森田貴英弁護士。立川氏はiCS2000の運営にアドバイスを提供、「iCS2000を通じて、ユーザー像を認識した新しいビジネスのパターンを勉強したい。新しいメディアを使った試みに期待している」と語った。森田氏は弁護士として運営に協力、「現在キャラクタービジネスは注目を浴びている。世界に発信する場を作ることは重要」とコメントした |
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左から、Yokoさん、津田京佳さん、iCS2000テクニカルマネージャーであるアルケミストの折田静也氏。折田氏はiCS2000サイトの制作を担当、「デザインと操作の統一性を重要視したわかりやすくシンプルなサイト。サーバーは400Mbpsのバックボーンを利用しており、来場者は動画や音声もスムーズに楽しめるだろう」としている。津田さんは「私自身、アニメやキャラクターが好きなので、参加できてうれしい。主題歌は愛と夢をテーマに作った」、またYokoさんは「私の作ったテーマソングは、みんなが聞いていて元気になるような前向きな歌。私自身、パソコン、インターネット、ドリームキャストを愛用している」とそれぞれコメント。 |
イベントは4月1日の午前中にオープンする。詳細な時間は後日iCS2000サイトで発表するという。iCS2000は、春夏秋冬の年4回の開催を予定しており、冬の開催では英語版サイトも作成したいとしている。
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