任意団体のインターネットで選ぶ日本ミステリー大賞実行委員会は7日、ミステリー小説のファン投票“インターネットで選ぶ日本ミステリー大賞
2000”を行うと発表した。'99年に発売されたミステリー小説について、インターネットを利用して、単なる作品のランク付けではなく、多くの人の感想を集め、公開することを主眼として実施する。さまざまな層の読者の感想を集めることにより、日本におけるミステリー文化の活性化に貢献したいという。対象作品は'99年1月1日から12月31日までに日本で出版された広い意味でのミステリー小説で、旧作の文庫化、再版などは含まない。投票資格は対象作品を1冊でも読んだ人。投票する内容は、作品についての評価と感想、'99年度のミステリー全体についての感想、個人的部門賞となっている。投票受付期間は2月20日までで、結果発表は3月6日(予定)に行なわれる。
ちなみに今回の企画は、'97年に行われた“インターネットで選ぶ日本ミステリー大賞'97”を継承してのもので、その時は総合第1位に、森博嗣氏の『すべてがFになる』が選出されている。
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