【Windows 2000カウントダウン Vol.2】予想以上に盛り上がりを見せたWindows 2000カウントダウン

2000年02月18日 00時00分更新

文● 編集部　高島茂男

2月17日から18日にかけて行なわれた、東京・秋葉原のWindows 2000カウントダウンイベントは、予想以上の盛り上がりを見せた。同OSはWindows NTの後継OSで企業向けであり、そのうえ翌日が金曜日なため、盛り上がらないだろうという前評判と冬の夜の寒さを吹き飛ばすのに十分な賑わいだった。


午前0時ちょうどに、くす球が割られた((株)ソフマップのソフマップシカゴ店


同店3Fのレジにて、Windows 2000 Professionalを買い求める人々

Windows 2000が派手なパフォーマンスを行なう一方で、18日発売のMacintoshの新機種を宣伝する店舗も。ぷらっとホーム(株)のぷらっとホーム秋葉原本店に、米レッドハット社のCOO、Timothy J. Buckley(ティモシー・バークレー)氏や、レッドハット(株)代表取締役社長の平野正信氏らが登場し、パフォーマンスを行なうなど、静かな戦いが見られた。


米レッドハット社のCOO、Timothy J. Buckley氏と、レッドハットの平野社長

店舗側の予想を上回る行列

秋葉原では、Windows 2000カウントダウンに関連したイベントが21時ごろから開始され、帰宅途中のサラリーマンなどが、ワゴンセールに群がる姿などが見られた。22時ごろから、ソフマップシカゴ店、ラオックス(株)のザ・コンピュータ館などに列が出来始め、23時ごろには、ソフマップシカゴ店で約100名の行列となった。最終的には200名程度。ザ・コンピュータ館も同程度。店員に話を聞いたところ、「予想を上回る行列で満足している」という声が返ってきた。


ソフマップシカゴ店


ラオックスザ・コンピュータ館

派手さでは、九十九電機(株)のDOS/Vパソコン館。牛川とこちゃんと、ツクモガールズのポラロイド撮影会で、カウントダウンまでの時間を盛り上げていた。


牛川とこちゃんと、ツクモガールズ


いっしょに写真におさまる購入者の大野智之氏

派手さの裏では静かな戦いが

ザ・コンピュータ館やDOS/Vパソコン館のすぐ近くのぷらっとホーム秋葉原本店には、米レッドハットのCOO、Timothy J. Buckley氏や、レッドハットの平野社長、日本オラクル(株)パートナー事業本部Linux事業推進の宮原徹氏が登場した。

宮原氏は「キャンギャルなどの派手なパフォーマンスをマスコミは好むでしょうが、表面だけにごまかされてはいけません。Windows 2000に潜むさまざまな問題にも目を向けるべき」、「Linuxにも問題はあるだろうが、オープンソースゆえに早く問題が解決する場合が多い。公正な目で判断してほしい。今日は静かな戦いの始まり」と述べた。

Timothy J. Buckley氏は「ここはエキサイティング。下とはまた違うだろ?」と、人で賑わうフロアにご満悦だった。レッドハットの平野社長は「現時点では確かにLinuxでオラクルの製品がその能力をすべて出せるわけではない。しかし3月には米国でオラクルの能力を完全に引き出せるバージョンが出る。そういう意味では3月から、戦いが始まる」と語った。