(株)市川ソフトラボラトリーは24日、ペイント&フォトレタッチソフト『DaisyArt
ミレニアムバージョン』のプレス向け製品セミナーを開催した。DaisyArtシリーズは同社の主力製品にあたり、同ソフトが6作目となる。このバージョンでは、従来製品のインターフェースをほぼそのまま踏襲。レイヤー上で行なう画像編集に関する機能を中心に、いくつかの機能を追加した。
今回のセミナーでは、メイン開発者の1人でもある市川芳邦社長自らがデモンストレーションを担当。年間で3万本の売上を目指すという。
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代表取締役社長の市川芳邦氏 |
新バージョンでは、レイヤーに関する新機能を2つ用意した。1つは、レイヤーごとに異なる解像度で保存する機能で、もう1つは、レイヤーのサイズを上下左右に自由に拡張する機能。解像度違いのレイヤーを混在させることは処理速度の低下につながるが、それを防ぐために独自の新エンジンを搭載した。
また、同じく新機能として、ペイント機能について、色を塗りつぶす要領で透明にできるという“透明色”の概念を導入。透明度は、RGB同様256段階の調節が行なえる。そのほか、画像の製作時間順に無制限に履歴を保持できるタイムマシン履歴管理機能、ユーザーのマシンが搭載するCPUに合わせてプログラムコードを切りかえるDCS機能といった新機能を採用した。
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『DaisyArt ミレニアムバージョン』を使って製作した作品例 |
同社は、これら新機能を利用したデータを保存するために、独自の新圧縮方式DAF/ILFを開発*。LHA形式と同程度もしくはそれ以下の圧縮率を実現するという。対応画像形式は、読み込みがBMP/JPG/GIFなど20形式で、出力が同じく12形式。旧Daisyシリーズが採用する独自フォーマットTRPの読み込みも可能。
*DAFはデータ全体をまとめて、ILFはレイヤー単位で保存する形式
対応OSはWindows 95/98/NT4.0/2000。価格は3万2000円。
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