フォーカルポイントコンピュータ(株)は28日、オーストラリアのBlackmagic Design社が開発したPCI Express接続のHDMI入出力カード『Intensity』(インテンシティ)を発表。この説明会およびデモンストレーションを東京・銀座のアップルストアで開催した。Intensityの価格は3万8850円で、すでに同社のオンラインショッピングサイトなどで受注を開始している。出荷は12月の予定。
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HDMIの入出力を備える『Intensity』。 |
IntensityはHDMIの入力および出力を各1系統ずつ搭載するボードで、HDとSDの映像に対応した世界初のキャプチャーカードだという。NTSC、PAL、HD(720p/1080i)の信号に対応し、4:2:2の映像サンプリングが可能。HDMIオーディオ(2ch)にも対応する。
HDMI出力を搭載したデジタルビデオカメラなどからの映像をフルHD解像度(1980×1080ドット)で取り込むことができるのが特徴。HDV(High-Definition Video)やAVCHD(Advanced Video Codec High Definition)対応の家庭向けデジタルビデオカメラでは、そのほとんどが1440×1080ドットの解像度で記録される。しかし、カメラのセンサー(CMOSなど)の映像をスルーでHDMIから出力する場合、その映像はフルHD解像度で出力されるため、HDV対応デジタルビデオカメラからフルHD解像度のビデオ映像を記録できるという。なお、コピープロテクションのかかったHDMI信号の録画は不可能。
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カード自体は非常に小ぶり |
カード自体はMac OS XのほかWindows XPにも対応するが、付属の取り込みソフト『On-Air 2.0』はMacintoshにのみ対応となる。ただしアドビ システムズ(株)の『Final Cut Pro』や『Premiere Pro』といったビデオ編集ソフトをサポートしており、これらを使って映像の取り込みや編集、出力が可能となっている。
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付属ソフト『On-Air 2.0』の画面 |
さらに、Intensity2枚を1台のMacintoshに装着することで、On-Air 2.0でスイッチング操作が行なえる。2台のビデオカメラを接続し、リアルタイムで映像を切り替えることが可能となっている。会場ではスイッチングのデモとFinal Cut Proによる編集の実演などが行なわれた。
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Final Cut Proを使用したデモの様子。右のリアプロジェクションテレビに映像を出力している |
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デモで使われたMacの背面にはIntensityが2枚装着されていた |
なお、同社は今回と同様のセミナーを渋谷のアップルストア(東京都渋谷区神南1-20-9)で明日29日の19時から行なう予定。興味のある方は足を運んではいかがだろうか。
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