パナソニックから、コンパクトデジタルカメラ「LUMIX」の新機種として、高倍率ズーム機の「DMC-FZ150」と、無線LAN内蔵の「DMC-FX90」が発表された。ともに9月22日発売予定だ。
光学24倍ズームレンズを搭載するFZ150(予想実売価格5万5000円前後)は、新型の1210万画素MOSセンサーを採用。高感度撮影に強く、従来のMOSセンサーと比較して暗所のS/N比を1.5倍向上させている。感度も「高感度モード」時でISO 6400まで設定できる。
連写速度も高速化され、フル画素、メカシャッターで最大12コマ/秒の連写が行なえる。また、AFも従来機と比較して2倍高速化され、約0.1秒で合焦する。
動画撮影は「AVCHD Progressive」に対応し、フルHDの60p記録ができるようになった。加えて連続記録時間も無制限(SDメモリーカードがいっぱいになるまで)となった。
背面液晶ディスプレーは3型(46万画素)で可変式。本体サイズは幅124.3×奥行き95.2×高さ81.7mm、撮影時重量は約528gとなる。
光学5倍ズームレンズ搭載のFX90(予想実売価格3万5000円前後)は、IEEE 802.11b/g/nの無線LANを内蔵。Androidスマートフォンやパソコン、同社のAV機器、Webサービスなどに撮影画像や動画を直接転送できる。
スマホで画像を受信するには専用のアプリが必要。アプリは画像の受信はもちろん、受信した画像を3G回線でWebサービスなどに転送することができるため、無線LAN環境がない場所でも画像アップロードができる。
無線LANが使える環境にいる場合は、FX90から同社のサービス「LUMIX CLUB PicMate」を介して、直接「Facebook」や「YouTube」「Picasa」「mixi」「flickr」といったWebサービスに画像や動画を転送することができる。
なお、FX90はAVCHDとMP4でのフルHD動画撮影に対応しているが、送信できるのはMP4形式のみとなる。
撮像素子には1210万画素のCCDセンサーを採用し、3型(46万画素)のタッチパネルディスプレーを搭載。従来機で好評だった、明るさや色味を簡単に調整できる「アートレタッチ」や、写真に化粧を施したり目や輪郭などを修正できる「ビューティレタッチ」機能を搭載する。
本体サイズは幅99.7×奥行き21.6×高さ56.3mm、撮影時重量は約149gとなる。
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