1回目は、板モノを中心としたPCを構成する基幹パーツ(CPU、マザーボード、メモリ、ビデオカード)編をお送りしてきた。2回目となる今回は、周辺パーツ(HDD/SSD/CPUクーラー/電源/PCケース/変なもの?)編として、上半期を振り返りつつ、編集部がオススメするパーツを紹介していこう。
編集部オススメパーツ
HDD編
1回目でお伝えしたメモリ同様、2011年度上半期で一気に低価格化が進んだのがSerial ATA対応の3.5インチHDDだ。COMPUTEX TAIPEI 2011が終わった直後の6月9日には最大容量の3TBモデルが1万円を切った。これをきっかけに3TBのHDDが秋葉原全体で飛ぶように売れたのは記憶に新しいところだ。なお、現在の売れ筋モデルは各社の2TBモデル。モノによっては5000円前後で販売され、コスト的にも容量的にもユーザーのちょうどいいところに収まっている印象だ。
パーツショップスタッフから一言
WD20EARX(実売価格約5600円)
2011年上半期最大のヒット商品ではないだろうか。機会があれば秋葉原だけで何台売れたか教えてほしいほどである。「Windows 7 Service Pack 1」のDSP版が4月に発売された影響もあるだろうが、なにかの買い物ついでに購入していくというような光景も非常に多く見られる。1プラッタ1TBモデルの低価格化までは、まだまだ主力となりそうな製品だ。
WD10JPVT(実売価格約1万円)
9.5mm厚で容量1TBのSerial ATA対応2.5インチHDD登場のニュースを待っていた人も多いのではないだろうか。ようやく登場した同モデルだがやはり人気のようで、様々な理由でSSD導入を見送っているノートユーザーにとってはお待ちかねの製品となった。なお、6月にはSAMSUNGから「HN-M101MBB」が発売されてはいるが、人気は今回のWestern Digitalに遠く及ばない様子。
HDS721010DLE630(実売価格約5000円)
1プラッタ1TBを実現した初のSerial ATA対応3.5インチHDD「Deskstar 7K1000.D」シリーズの製品。今後、大容量化に伴い主流となるのは間違いなさそうな1プラッタ1TBモデル。そんな同製品は記念碑的なモデルとなる。少しでもパフォーマンスを求めるユーザーにとっては注目の製品。編集部的にも推したい一品だ。

この連載の記事
-
第3回
PCパーツ
失敗しない最強自作PCパーツ選び【鉄板パーツ18選!】 -
第1回
PCパーツ
失敗しない最強自作PCパーツ選び【基幹パーツ編】 -
第-1回
PCパーツ
編集部が選ぶ2011年度上半期“鉄板PCパーツ” - この連載の一覧へ