この画像を大きなサイズで見るphoto by iStock ウミウシにとっても良く似ている故にウミウシに擬態してしまうことすらある始末の扁形動物「ヒラムシ」は興味深い特性を持っている。 雌雄同体のヒラムシは変幻自在にオスにもメスにもなれちゃう。じゃあどうやってその役割分担を決めているのか? 雌雄同体「ヒラムシ」の交尾システム ヒラムシは、ほとんどの種が雌雄同体(両性具有)であり、一つの個体がオスとメスの両方の生殖器を持っている。 そのため、繁殖時には2匹のヒラムシが交尾を行い、どちらの個体も受精することが可能だ。 注目すべきは、ヒラムシの交尾行動が非常にユニークな点にある。交尾はある意味戦いのゴングなのだ。 まずはお互いの男性器を相手に精子を注入しようとする。そして勝った方がオスとしての役割を果たし、負けた方はメスとして受精卵を育てる役割を担う。 なぜこのような行動を行うのか? ヒラムシに
