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夜道で轢いてしまったもの - 街森研究所
むしむしした深夜0時過ぎ、駅から自宅まで標高差50mの坂道をマウンテンバイクで必死に漕いでいた。木々... むしむしした深夜0時過ぎ、駅から自宅まで標高差50mの坂道をマウンテンバイクで必死に漕いでいた。木々に囲まれた薄暗い路面に、キラッと細長い何かが光った。液体? ビニール? それをマウンテンバイクのタイヤが轢(ひ)いたとき、「ペチッ」と音がした。けれどもそんなのは気にせず、ひたすらペダルを漕ぎ続けた。 自宅に着き、汗だくの服をぬぎ、シャワーを浴びる準備をする。ふと、ぬいだ革靴に目を向けると、そこに奇妙にうごめく物体がへばりついていた。ナメクジのような粘液で覆われたその生物は、黄土色の胴体に3本の黒いすじが走り、頭部を切断されているのに、その切断面を持ち上げてイモムシのようにはいずり回っていた。相当グロテスクな姿だが、すぐにピンときた。 オオミスジコウガイビル。大三筋笄蛭。扇形の頭を持ち、プラナリアと同じ扁形動物に属する外来生物。体長は時に50〜100cmに及ぶ。夜道で光った細長い物体は、餌の
2009/11/25 リンク