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第6回 遺伝子の大博物学時代がやって来た
清水さんは、今、実験室から野に出ようと呼びかける。 また、過去の観察の巨人の著作を読むことで見いだ... 清水さんは、今、実験室から野に出ようと呼びかける。 また、過去の観察の巨人の著作を読むことで見いだされるものの大事さを訴えもする。 それぞれ、清水さんは実践していることで、具体例を挙げることで本稿を終えたい。 野外での研究。進化にかかわる研究はすでに述べたけれど、もっと生態学寄りの研究も進行中だ。特に、フェノロジー(生物季節学)に関するものが分かりやすい。 植物の一生で最も美しく、人の目を楽しませてくれる「開花」にまつわる研究。そこに最新の分子生物学を持ち込むとどうなるか。 「モデル生物の植物って安定した環境の栽培庫で育てられていたりしますが、野生ではどうなのか。京都大学生態学研究所の工藤研究室との共同研究で、兵庫県に自生しているハクサンハタザオという種(清水さんの思い入れの強いミヤマハタザオの親にあたる種)の何個体かを決めて、1時間ごとの気温情報をデータロガーで記録しつつ、週に1回葉もサ
2015/03/18 リンク