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2025年で10周年を迎えたメディアミックスプロジェクト『BanG Dream!』。声優が生演奏をおこなう音楽ユニットの先駆け的存在として、音楽を中心にアニメやゲーム、あらゆるメディアで横断的に作品を展開してきた。 2025年現在までアニメやゲームでの展開含め多くのバンドが生まれてきたなか、同プロジェクトで初めて誕生したバンドがPoppin'Party。Gt.&Vo.戸山香澄役を務める愛美は、プロジェクトのフロントマンとしても『BanG Dream!』を牽引してきた。ガールズバンド、そして声優ユニットとして当時史上最速の武道館ライブを成功させるなど、国内アニメシーンにおいて独自の歴史を紡ぎ続けてきたPoppin'Partyと『BanG Dream!』は、近年の「ガールズバンドアニメ」ブームを語るうえでも欠かすことができない。 自身がプロジェクト発足のきっかけでもある愛美は、この10年を振り
「桜井政博のゲーム作るには」の舞台裏 全260回のYouTube動画制作は“夢”を呼び起こし、“こだわり”の大事さを教えてくれた 『星のカービィ』『大乱闘スマッシュブラザーズ』などのヒット作を手がけてきたゲームクリエイター・桜井政博氏が2022年8月、突如として開設したYouTube番組「桜井政博のゲーム作るには」。 「世界中のゲームの面白さを少しだけ底上げする」ことを掲げ、ゲーム開発にまつわるお話から仕事に対する姿勢、雑談に至るまで幅広いトピックを扱った動画が投稿され続けた同番組は、2024年10月22日の放送をもって最終回を迎えた。 動画の総数は通常回が256本、『ゲームセンターCXチャンネル』とのコラボレーション回の4本を含めて全260本。そのうち、通常回として放送された256回は、実は最終回が放送された約3年前から撮り溜めされていたものだったこと、総制作費は9,000万円で収入は0
安堂ホセ『ジャクソンひとり』(河出書房新社) 安堂:僕が2年前に初の小説『ジャクソンひとり』を刊行したときに、伊藤さんが写真つきでnoteを書いてくれたんですよね。それで他の記事も読んでみると、こんな面白い日記を書いている人がいるんだと思って。その頃から知ってはいたんですけど、特に連絡はしてなかったですよね。 伊藤:そう、静かに相互フォロー。 安堂:伊藤さんのnote記事「パパと私」がバズる前からね。 伊藤:そうですね。私も安堂さんを芥川賞を取る前から知ってました……みたいな(笑)。私は全然小説を読まないので、いつも最初の情報は(文学好きの)母からくるんですよ。「『ジャクソンひとり』が面白いから読んでみたら」と言われたんです。私は当時、noteは書いていたけど、作家として生きていくとか、本を出すとか、全然決まっていなかった頃でした。 安堂:いつかは本を出したいっていうのはあったんですか?
著・阿部幸大『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』(光文社) 昨年7月に発売された著書『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』(光文社)は、2024年の1年間を通じて全国の大学生協で最も読まれた一冊となった。 論文の書き方に新たな視点をもたらし、多くの学生や研究者に影響を与えた本書。今回のインタビューでは、執筆の舞台裏や本書に込めた想いを聞いた。 停滞し続ける日本の人文学の状況を変えたいと語る阿部幸大氏 ――『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』が生まれたのは、阿部さんが2020年に公開したブログ記事「アートとしての論文」が公開初日で2万PVを超えるほどの反響があり、その読者の一人だった光文社の編集者・江口さんからオファーがあったんですよね。 阿部:ええ。 ――その書籍化のオファーが届いた際、一般的な文章作成術をテーマにした本を企画としてまず提案され
国内外で高い評価を受け、18ヶ国41公演を巡るワールドツアーを開催中の きくお。三拍子やアコースティックを中心にしたメロディアスな楽曲から、ワブルベースを中心としたグリッチポップまで、幅広い音楽ジャンルと独自のタッチで描かれる世界観で多くのリスナーを魅了するボカロPだ。 そんな彼の世界観と楽曲を反映した3Dワールド『よるとうげ』が昨年10月、ソーシャルVRプラットフォーム『VRChat』にて公開された。音楽に合わせてワールドが自在に変化し、きくお楽曲の“心がざわつく”感覚を丁寧に再現した本作は、瞬く間に人気ワールドの仲間入りを果たした。 ワールドの制作を監督したのは、VR空間アーティスト・三日坊主。VR空間における3D演出を始め、プロップのモデリングからVJ、“ソーシャルライフキャラクター”としても活動する気鋭の作家である。今回、リアルサウンドテックではきくおと三日坊主による対談を実施。『
本を読んだことがない人からは「初めて読めた」との反響だけではなく、読書家からも新たな本の魅力がわかったと話題の書籍だ。掲載作品は、日本文学の名作「走れメロス」「一房の葡萄」「杜子春」、そしてミリオンヒットホラー作家・雨穴による書き下ろし新作「本棚」と、どれも名著ばかり。二人はそうした作品を読み進めるなかで、ある変化が生じたという。本企画の裏側と読書についてじっくり語ってもらったロングインタビューをお届け。 本がどうしても読めなかった理由 ーーウェブメディア『オモコロ』のライターをされているお二人ですが、この企画が始まった経緯を教えてください。 かまど:オモコロの読者さんから「読書感想文の書き方がわからない」というメールが届いたんです。それを我々がやっているネットラジオで取り上げたときに、実際に「走れメロス」を読んでみました。そのときに、「これは面白くなりそうだな」という感触があって。それと
私立恵比寿中学とモーニング娘。、同じアイドルというフィールドで活動しながらも、両者の歩みやスタイルは大きく異なっている。柏木ひなたと小田さくらは、そんなグループ同士に在籍しながらも、人知れず惹かれ合い、いつしか「ひなちゃん」「さくちゃん」と呼び合う“友達”になった。 ふたりの交流はお互いのSNS等で度々発信されていたものの、最初の出会いや仲を深めていった過程など、多くのことが明かされておらず、秘密のベールに包まれていた。そこでリアルサウンドでは、そんなふたりの“馴れ初め”に迫るべく対談を企画。お互いを意識したタイミングから現在に至るまでの交流、それぞれの“歌”に対する印象、ソロ活動/サブリーダーといった両者の立場の違いについてまで、たっぷりと語ってもらった。(編集部)【インタビュー最後にプレゼント情報あり】 【オリジナル動画】柏木ひなた×モーニング娘。'25 小田さくら、お互いの好きなとこ
昨年春に放送されたTVアニメ『ガールズバンドクライ』劇中の主人公たちによるバンドと連動するリアルバンド、トゲナシトゲアリ(トゲトゲ)が2月7日、『トゲナシトゲアリ 5th ONE-MAN LIVE “鳴動の刻”』を、神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールにて開催した。昨年から美怜(Dr)、凪都(Key)が活動休止中であり、この日も理名(Vo)、夕莉(Gt)、朱李(Ba)の3人にサポートメンバーを加えた5人でライブを展開。真ん中に休憩を挟むかたちで、前半戦はTVアニメ『ガールズバンドクライ』の放送前に発表された楽曲、後半戦はTVアニメ放送以降の楽曲という2部構成によって、アンコールを含めた全21曲が披露された。また9月に日本武道館公演を開催すること、10月に劇場総集編が公開されることなど、ファンにとって嬉しい報告も発表された。 会場に響き渡る観客の手拍子に乗って、ステージに登場した夕莉、朱李。
ーーこのたびはHANAの結成、おめでとうございます。 一同:ありがとうございます! ーー『No No Girls THE FINAL』を終えてからテレビ番組でのパフォーマンスもありましたが、アーティストとしての実感も少しずつ芽生えてきているんじゃないでしょうか。 KOHARU:もう、最終審査を終えた瞬間から怒涛のマラソンみたいな日々を走り続けてますね。 MOMOKA:日常の中にメイクの時間があったりとか、こうして衣装を着る時間が毎日のようにあったりするので、実感が沸き始めています。 NAOKO:すべてが有り難くて。ただでさえやることが難しいことばかりなのに、それをメンバーのみんなと一緒にできるなんて光栄です。 CHIKA「努力や少しの感情でさえも伝えていかなきゃいけない」 CHIKA ーーでは、まずは『No No Girls』について1人ずつ振り返ってお聞きしたいんですけど、CHIKAさん
とりわけ、ジェンダー表象とフランス革命を真正面から扱ったという点で『ベルサイユのばら』は先進的と評された作品だったが、この点を踏まえて、新劇場版と旧テレビアニメ版がどのように異なるのかについて、分析してみたい。 旧テレビ版と新劇場版の違い 池田理代子のマンガ『ベルサイユのばら』は全10巻。最終10巻は外伝の位置付けなので、本編は実質全9巻となる。テレビアニメ版は全40話で構成されており、原作にはないエピソードも多数含まれている。新劇場版の上映時間は113分で、原作から多くのエピソードを取捨選択し再構成している。 テレビアニメ版は、シリーズの前半は長浜忠夫氏が監督を務めていたが諸般の事情で降板、数話空けて出崎統氏がその後を引き継いでおり、前半と後半で作風が異なる。テレビアニメ版は制作中にかなりの紆余曲折を経ているものと推察される。 監督が交代していることもありシリーズ全体の指向性を一言でまと
影山優佳が驚くほど優れた演技者なのだと、いま誰もが思っているのではないだろうか。あるいは、これまで彼女のことを“元アイドル”だとばかり認識していた人々は、その認識を改める機会が訪れているのではないだろうか。そう、放送中のドラマ『御上先生』(TBS系)における彼女のパフォーマンスを目の当たりにして、である。彼女と同世代の才能ある者たちが勢揃いしている作品だが、その中でも影山は存在は際立っているのだ。 日曜劇場『御上先生』とは、まったく新しい学園ドラマである。松坂桃李が演じる主人公・御上孝は、文部科学省のエリート官僚にして教師。官僚派遣制度により、名門校・隣徳学院の3年生の担任を務めることになったのだ。これは左遷だともいえるが、まるで眠れる獅子が眼を覚ましたかのように彼は立ち上がった。日本の教育現場を侵す腐敗した権力に、いま生徒たちとともに挑んでいるところなのである。 そんな本作で影山が演じて
1991年に結成され、1996年にメジャーデビュー、2003年に解散。わずか10数年の活動のなかで、日本のロックシーンにすさまじい衝撃を与えたTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT。今なお多くの音楽ファン、ミュージシャンを魅了し続けるこのバンドのギタリスト、アベフトシ(2009年没)の軌跡を辿るアーティストブック『アベフトシ/THEE MICHELLE GUN ELEPHANT(復刻版)』が重版され、再び注目を集めている。 「ギター・マガジン」での貴重なインタビューが掲載 『アベフトシ/THEE MICHELLE GUN ELEPHANT(復刻版)』(リットーミュージック) 2010年12月にリットーミュージックから発売された同書は、「ギター・マガジン」誌における数々のインタビュー(96年のメジャーアルバム「cult glass stars」から01年のアルバム「ロデオ・タン
森口博子が8月7日にリリースした『GUNDAM SONG COVERS』が、オリコン週間ランキング(2019年8月19日付/集計期間:2019年8月5日〜8月11日)にて初登場3位を記録。自身としては、28年2カ月ぶりのTOP10入りとなり、「アルバムTOP10 入りインターバル記録」では女性アーティスト歴代1位を記録した。今年40周年となる『ガンダム』シリーズとそれらを彩ってきた“ガンダムソング”の根強い人気を改めて感じることができる結果となった。 今回のインタビューでは、その『GUNDAM SONG COVERS』に収録されている各楽曲のカバーの話題を中心に、森口博子の歌への熱意、ボーカリストとしての展望について語ってもらった。(編集部) ガンダムソングはもはや私たちのライフソング ーー昨年NHKで放送された『発表! 全ガンダム大投票』にて、全ガンダムソングの中から森口さんの
シーナ&ロケッツのアルファ・レコード時代のアルバムと、鮎川誠とシーナのソロアルバム全6タイトルが1月29日に最新リマスターによりリリースされた。1979年のアルバム『真空パック』でシーンに衝撃を与えたシーナ&ロケッツは、唯一無二のバンドとして40年以上に渡り活躍。YMO(Yellow Magic Orchestra)とのコラボレートでロックを革新したアルファ時代のアルバムは日本のロックヒストリーに今なお輝く最重要作でもある。リアルサウンドでは、70年代後半にニューウェイヴの洗礼を受け、鮎川誠とシーナと親交のあった野宮真貴に、シーナ&ロケッツの魅力と彼らが登場した時代、共演時のエピソードなどを語ってもらった。(佐野郷子) 野宮真貴&鮎川誠 『鮎川誠 生誕71年祭』 ーーシーナ&ロケッツは1979年にエルボンレコードより『#1』でデビューしていますが、野宮さんがその存在を知ったのは? 野宮真貴
日本テレビ系『金曜ロードショー』で放送され、大きな話題を呼んだ『バック・トゥ・ザ・フューチャー』新吹替版。宮野真守がマーティ、山寺宏一がドクを演じる豪華なキャスティングに、ファンからは「新鮮なのにしっくりくる」との声が続出。そして2月14日、待望の続編『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』が放送される。 『PART1』のラストでは、無事に1985年へ戻ったマーティの前に、突然デロリアンで現れたドクがマーティーの未来について警告をする。一気に2015年へと舞台を移し、さらなる波乱が巻き起こる今夜の『PART2』放送を前に、改めて山寺宏一が演じるドクについて振り返ってみたい。 山寺がドクを演じるのは今回が初めてではない。2014年のBS版でもドクを担当しており、実は山寺は過去にソフト版でマーティを演じた経験も持つ。 前回の『PART1』の放送後には、「もしマーティもドクも両方山ちゃんだ
コラムニストにして、TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」やポッドキャスト「ジェーン・スーと堀井美香の『OVER THE SUN』」「となりの雑談」のパーソナリティとしても活躍中のジェーン・スーさんが約2年ぶりとなる単著エッセイ集を刊行した。 新刊『へこたれてなんかいられない』は雑誌『婦人公論』での連載を大幅に加筆・修正したもの。本書には、50代に突入したスーさんの体の変化や、親との関係、仕事や友人づきあい、新たな趣味などが軽妙な語り口で綴られている。それらに頷き、ニマニマし、ときには鼻息荒く共感した思いを伝えるうち、話題はついつい「人生相談」に……(田幸和歌子) 思っていたものとはなにか違った50代 ――ドラッグストアで爆買いの話が、ウィットに富んだオチも含めて大好きです。 ジェーン・スー(以下 スー):日用品をたくさん買うのって、なんであんなに楽しいんでしょうね。でも、私、地方都市
この『テトリス フォーエバー』は、かつて存在したゲーム会社、ビーピーエス(BPS、Bullet-Proof Software)より発売された過去の『テトリス』シリーズ数作品と、1984年に開発されたエレクトロニカ60コンピュータ版を忠実に再現した初代(元祖)『テトリス』、そして完全新作『テトリス タイムワープ』などといった、15種類以上の作品をひとつにまとめたコレクションタイトルだ。 その収録ラインナップのなかには『テトリス武闘外伝』も! この個性の強さが突き抜けている意欲作が、なんとNintendo Switch、PlayStation 4|5、Xbox Series X|S、そしてPC(Steam、Epic Games Store)という現代の環境で遊べるようになってしまったのだ。 「復活の機会が与えられることを祈りたい」と書いた身としては、まさか1年足らずの内にその望みが現実になると
文=はるのおと、写真=『BanG Dream! Ave Mujica』©BanG Dream! Project 『ぼっち・ざ・ろっく!』『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』『ガールズバンドクライ』『BanG Dream! Ave Mujica』……2020年代にガールズバンドを扱ったアニメが大ヒットしているのはアニメファンならご存知でしょう。さらに『ロックは淑女の嗜みでして』や『ふつうの軽音部』(これはまだアニメ化の発表はないですが、これだけの話題作ならおそらくするでしょう)もそれらに続きそうです。 その一方で、不思議なのがボーイズバンドの大ヒットアニメが見られないこと。もちろん『BanG Dream!』シリーズの『from ARGONAVIS』や劇場版の展開もあった『ギヴン』、とにかく面白い『ヴィジュアルプリズン』といった作品はあります(特に『ギヴン』のTVシリーズ第
北海道の大自然と動物が癒しをもたらすヒューマンドラマ……と思って観始め、いい意味で期待を裏切られたのが、現在放送中のNHKドラマ『リラの花咲くけものみち』だ。“癒しをもたらす”も決して間違いではないのだが、より深く、生きることとは何か、人間とは何かを問いかける極上のヒューマンドラマに仕上がっている。 そんな本作において、山田杏奈演じる主人公・聡里のルームメイトとして、作品の要になっているのが彩華を演じる當真あみ。生命と向き合う本作にどんな思いで彼女は臨んだのか。【インタビューの最後にはサイン入りチェキプレゼント企画あり】 【写真】當真あみインタビュー撮り下ろしカット(全8枚) どんどん増えている芝居の楽しさ ーー大河ドラマ『どうする家康』出演の際に當真さんにインタビューをさせていただきました。その際は「役者業が楽しい」とお話されていましたが、数年が経ち、その心境に何か変化はありましたか?
『BanG Dream!』(以下、『バンドリ!』)プロジェクトから生まれた“現実(リアル)と仮想(キャラクター)が同期するバンド”MyGO!!!!!と、アニメ『ガールズバンドクライ』と連動するリアルバンド・トゲナシトゲアリ(略称:トゲトゲ)が、初の対バンライブ『Avoid Note』を1月12日にTOKYO DOME CITY HALLで開催した。『バンドリ!』と『ガールズバンドクライ』はそれぞれガールズバンドを題材としたメディアミックスプロジェクトながらも、これまで交わり合うことは一度もなく、MyGO!!!!!に関しては『バンドリ!』のリアルバンド以外との対バンもこれが初めて。新年早々に実現したこのスペシャル企画で2組がどんなステージを繰り広げるのか、早くから注目が寄せられていた。 MyGO!!!!! 左右対称ながらも上手側が赤、下手側が青と、『Avoid Note』のメインビジュアル(
【新連載】柳澤田実 ポップカルチャーと「聖なる価値」 第一回:孤独なポップスターの音楽に聖性は宿る 音楽や映画、アニメなどのポップカルチャーは今、どのような形でユーザーに受容されているのか。「推し活」という言葉の広が… 1.「カルト」をメジャーにしたD・リンチ 2025年の1月7日に始まったカルフォルニア州ロサンゼルス郡の山火事は、稀に見る大規模なものだった。火は山の手の高級住宅街にも広範に広がり、五万人以上の住民が避難した。肺気腫を患っていた映画監督のデヴィッド・リンチも娘の家に避難した後、病状が悪化し帰らぬ人となってしまった。リンチの作品に度々出演していたローラ・ダーンは「あなたは、私たちが故郷と呼んだ愛するロサンゼルスの街が完全に崩壊する中、私たちのもとを去りました」と追悼した。他にも彼の逝去を今回の火災と共に偲ぶ記事が散見されたが、このような連想は、彼をLAという街と深く結びつけて
先日、2026年度前期連続テレビ小説『風、薫る』の主人公の一人を見上が務めることが発表された。NHK大河ドラマ『光る君へ』での評価も高く、制作統括の松園武大は「その表現力と存在感、そしてチャーミングな人柄に惹(ひ)かれて、今回オファーしました」と明かしている。(※1)会見では涙を浮かべながら「みなさんの1日が素敵になる手助けというか、そのきっかけを作れるようなドラマに出させていただくのが、ものすごく光栄なことだなと思います」と語った。(※2) また、現在は『119 エマージェンシーコール』(フジテレビ系)に出演中。2月3日に放送を控える第3話では見上演じる新島紗良にフォーカスが当てられる。彼女は普段から淡々と仕事をこなし、優秀だが人付き合いはあまり得意ではないタイプ。近寄りたいけど話しかけにくい、何か見えない壁に阻まれているような空気感を作り出している。第3話の予告では英語で応対する姿やト
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』で再注目 45年前の小説版『機動戦士ガンダム』で描かれた驚きの展開とは? 『機動戦士ガンダム』シリーズに連なる最新作『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の放送が決まり、劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』も公開されて、ガンダムファンもそうでない人も興奮のまっただ中にいる。2022年に登場した完全新作の『機動戦士ガンダム 水星の魔女』とはまた違った驚きが繰り出されたからで、そこからシリーズの生みの親、富野由悠季監督が執筆した小説版『機動戦士ガンダム』に熱い注目が集まっている。なぜか? TVアニメとは違うストーリーを歩んだ、小説版『機動戦士ガンダム』 1979年11月から1981年3月にかけ、ソノラマ文庫から全3巻で刊行された小説版『機動戦士ガンダム』は、ネットが存在せずアニメの情報には雑誌くらいでし
炎上、コロナ禍を越えた『温泉むすめ』の現在地 地域へのAI展開や最新ライブを経て“50年計画”はフェーズ2へ 温泉地をモチーフにした地域活性化プロジェクト『温泉むすめ』。その単独音楽ライブ『温泉むすめ ライブ「FUSION☆FUSION!!」』が、2025年3月15日に東京・飛行船シアターで開催される。かつてプロジェクトが本格稼働したこの日は“温泉むすめの日”として認定されており、5年ぶりの単独ライブは8周年を記念しての公演となる。 しかしここに至るまでの8年は順風満帆とは程遠いものだった。特に後半4年はコロナ禍に見舞われ、さらに炎上騒動が追い打ちをかけた。それでも各地で活用され続ける『温泉むすめ』の現在地、そして来る単独ライブやそこでデビューする新ユニット・VUCCA(ぶっか)について、総合プロデューサーの橋本竜氏に近況を語ってもらった。(はるのおと) 炎上騒動で受けたダメージ、そして信
歌広場淳×アール×ハメコ。“eスポーツキャスター”座談会 「SFL 2024」優勝決定戦の見どころ、そして仕事に懸ける思いとは 大のゲームフリークとして知られ、ゲーマーからの信頼も厚いゴールデンボンバー・歌広場淳による連載「歌広場淳のフルコンボでGO!!!」。今回は、eスポーツキャスターのアール、ハメコ。との座談会を行った。 格闘ゲームシーンを中心に、長年にわたりeスポーツキャスター界のトップランナーとして活躍してきた両名。『ストリートファイター6』(以下、『スト6』)の公式チーム制リーグ「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2024」(以下、「SFL 2024」)でも公式キャスターを務めてきた視点から語られる、2024シーズンの総括とグランドファイナルの見どころとは。 さらにインタビュー後半では、キャスター業にかける情熱や裏側に込めた思い、独自の仕事観に関する話なども飛び出したの
秋元康総合プロデュース新アイドルグループ・Rain Tree、ついにデビュー! 目指すは17人全員で歌う表題曲 Rain Treeが、1月29日、キングレコードよりメジャーデビューを果たした。同日、アーバンドック ららぽーと豊洲で開催されたデビューイベントには、大勢のファンが駆けつけ、ステージの四方八方を取り囲むたくさんの観客がデビュー初舞台を見守った。 Rain Treeは、2023年4月からスタートし、約半年にわたって行われてきた『IDOL3.0 PROJECT オーディション』出身の秋元康総合プロデュースの17人組ガールズグループ。同オーディションの最終審査に残りながら惜しくもデビューを逃し、涙を呑んだ候補者17名が、これまで「FINALIST」として一年間活動してきた。そして、Rain Treeと名付けられた全17人が1stデジタルシングル『I L U』で晴れてデビューを果たしたの
1月第4週の動員ランキングは、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』が週末3日間で動員30万6000人、興収5億2800万円をあげて2週連続1位に。入場者特典第2弾の配布が始まったことも追い風となって、土日2日間の興収は初週を大きく上回る成績に。公開から10日間の累計動員は85万6400人、累計興収は14億3300万円。アニメシリーズの劇場先行版としては異例のペースで数字を積み上げているが、近年は『鬼滅の刃』や『進撃の巨人』の先行上映や総集編上映など非劇場オリジナル作品の興行も定着しつつあり、今後こうしたケースは珍しいことではなくなるかもしれない。 2位につけたのは、初登場6位、先週は5位と、公開から週を追うごとにランクアップしてる『366日』。週末3日間の動員は18万7000人、興収は2億4200万円。この成績は、公開初週の週末成績を大きく上回るもの。公開か
日向坂46の2024年はおひさま(日向坂ファンの呼称)との時間を大切にするような1年だった。四期生による日本武道館3DAYS単独ライブ、宮崎での主催フェス『ひなたフェス2024』開催、さらに全国ツアー『Happy Magical Tour 2024』も開催され、最終日は東京ドームにて1年を締めくくることになった。そんな日向坂46が、13thシングル『卒業写真だけが知ってる』をリリースした。表題曲は小坂菜緒が2年半ぶりにセンターを務める日向坂46らしい王道アイドルソングでありながら、どこか儚さも感じられる楽曲となっている。2024年にめきめきパワーアップした四期生と、そんな四期生を見守り、自身も成長し続ける先輩メンバーの存在感を強く感じる今作において、それぞれの立場からグループの未来をどのように見つめているのか、三期生 上村ひなのと四期生 山下葉留花に話を聞いた。(編集部)【インタビュー最後
メディアミックスプロジェクト『BanG Dream!』シリーズ最新アニメ『BanG Dream! Ave Mujica』が、1月から放送中だ。 謎多き仮面バンド・Ave Mujicaの物語を描く本作だが、メンバー間の軋轢から早くも第1話にしてその素顔が公開。声優陣が担当する同名バンドのリアルライブでも「仮面バンド」としての姿を貫いてきただけに、視聴者を驚愕させた。 さらにギタリストのモーティス/睦は、自身の家庭が「芸能人一家」だったこともあり、素顔を公衆の面前に晒された心労と、(再び)バンド離散の原因を生んでしまった罪悪感から、別人格の「モーティス」に「睦」としての人格が飲み込まれてしまう。サイコホラーめいたモーティス/睦の内面描写はもはや「バンドアニメ」の域を超え、まったく予測がつかない展開からアニメ放送日には毎週SNSのトレンド入りを果たすほどに話題を集めている。 こうした展開は1月2
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