政府は19日、2月の月例経済報告を公表し、国内の景気判断を前月の「一部に足踏みが残るものの、緩やかに回復している」で維持した。2020年6月から始まった景気拡大は今月分を加えると57カ月になる計算で、戦後3位の「いざなぎ景気」(1965年11月~70年7月)と並ぶことになる。「いざなぎ」は当時の計算で経済成長率が年率10%を超える好景気を記録したが、今は食料品など物価高騰に伴う個人消費の伸び悩みが続き、「実感なき成長」(アナリスト)となっている。 景気が拡大しているか後退しているかは、内閣府が有識者らでつくる景気動向指数研究会の議論を踏まえてから最終的に決める。研究会は22年7月を最後に開かれておらず、今の局面は戦後4番目に長いバブル景気の51カ月(86年12月~91年2月)を既に超えた可能性もある。 戦後最長の景気拡張期(いざなみ景気)は2002年2月~08年2月の73カ月。2番目に長い
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