2022年9月1日にデジタル庁は発足1年を迎えた。2022年8月10日に3人目のデジタル大臣となった河野太郎衆院議員の下、2年目のデジタル庁はどうなるのか。1年目に何ができて何ができなかったのかを検証し、そこから2年目を予測する。 「河野デジタル相の下で花を咲かせる時期に」 「井戸をつくり私たちに水を与えてくれた人」。2代目デジタル大臣である牧島かれん衆院議員は2022年8月17日に開催されたデジタル庁政務三役退任式・就任式で、初代デジタル大臣の平井卓也衆院議員の功績をこう振り返った。 「その(平井氏の)おかげで土を耕し種をまき、どの方向に進むかという支柱を立て、つるを上に進ませられるようになった。(今は)皆さんのおかげでつぼみを付けて花を咲かせる時期。(2022年8月からの)この1年で河野デジタル相の下、大輪の花を咲かせてほしい」。牧島氏はこう続け、河野体制下のデジタル庁に期待を寄せた。
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