Sundar Pichai氏が最初にGoogleの就職面接を受けたのは、「Gmail」の提供開始日と同じ、2004年4月1日のことだった。同氏は数年前、筆者にそう話してくれた。やがて同社の最高経営責任者(CEO)まで上り詰めたPichai氏によると、当時はGmailのことをエイプリルフールの冗談だと思ったという。 それから15年が経過した今、Gmailが冗談でないことはどう見ても明らかだ。ウェブベースのシステムであるGmailの月間ユーザー数は15億人に上る。参考までに、「Yahoo Mail」の月間ユーザー数は2億2800万人だ。Gmailは少しずつ、「AOL Mail」や「Hotmail」といった当時の人気電子メールサービスを脇へ追いやっていった。Gmailは今も消費者向けの無料サービスだが、現在では、プレゼンテーションやワープロソフトウェアを含む有料のエンタープライズ製品スイート「G
