符号化されたメッセージをカメラ付き携帯電話などの携帯機器を使って光学的に読み取ることができる、ラベルなどの実世界の物に印刷された、碁盤の目状の白黒のマトリックスをおそらく目にしたことがあるはずだ。そのような、いわゆる「二次元バーコード」はますます普及してきてはいるものの、Linuxやフリーソフトウェアではまだすんなりとは取り扱うことはできない。とは言え嬉しいことに二次元コードの読み取りや生成を行うことができるオープンソースソフトウェアもいくつか存在する。 あいにく世の中では数十種類の二次元コードの形式が利用されている。それらの形式は、技術的な観点からスタックコードとマトリックスコードの2種類に大きく分けることができる。スタックコードは従来の1次元バーコード(小売り商品のパッケージに付いているUPC式など)に似ているが、情報が縦に数段重ねられている。白黒の線が細長く伸びているので見掛け的には
