米ルース大使、岩手訪問 ボランティアでともに汗 津波で被災したショールームの解体作業を手伝うルース大使=28日午後、大船渡市 米国のルース駐日大使は28日、岩手県入りし、東日本大震災の被災地・陸前高田、大船渡両市と大槌町を訪問した。3市町関係者から被災状況の説明を受けたほか、ボランティア活動にも参加した。 大船渡市では戸田公明市長と懇談後、米国を拠点とする国際災害ボランティア団体「オールハンズ」が建物の解体作業を進めている市内の自動車整備会社ショールームに移り、メンバーを激励。 さらに大使館スタッフとともに作業に加わり、ハンマーで壁をはがすなどして汗を流した。 ルース大使は「作業を通して、多くの国からボランティアが参加し、世界の人々が一つになっていることを確認した。苦難の中、元気で頑張る被災者の姿を見て感銘を受けた。必ず完全な復興を果たすと確信している」と話した。 このほか、陸前高