4月以降、合計25本のスマートフォン向けサービスを提供すると発表し、その取り組みの本気度を見せているサイバーエージェント。同社は間もなくAmebaのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)化とプラットフォームのオープン化に踏み切る。 スマートフォンを新たな主戦場に定めたサイバーエージェント代表取締役社長の藤田晋氏にその意図と戦略を聞いた。 --2009年のAmeba黒字化から2年半が過ぎました。会員数で2000万人、アメーバピグでもユーザー1000万人という規模に成長しました。振り返っての率直な感想はいかがでしょうか。 そもそも黒字化自体は狙っていたわけではありません。「やっとこさ黒字化した」というようなネットのビジネスは、その先が厳しい。まずは損益を考えず、事業に集中しました。そういう意味では当初のもくろみどおりになっています。損益分岐点を超えて、売上も伸びている。今は全体の収益の半
