まず、食べ物が分からなければ話が始まりませんので、ベルリンのカレーソーセージについてご説明しましょう。 ちょうどお好み焼きを焼くような、平たい鉄板に油を1センチくらい張ったところに、ソーセージを並べて、焼くというよりは揚げる感じで火を通します。 表面がパリパリして香ばしく焼き上がるわけです。 で、これを紙などの皿に上げ、カレー粉を一振り。次いで、けっこう「これでもか!」というほど、ケチャップのようなトマトソースをかけます。 日本人の感覚からは明らかに多すぎるケチャップですが、実は結構量が食べられるよう、味付けは薄く工夫されています。 その上から最後にもう一振り、カレー粉をかけて出来上がり。これがベルリン名物カレーヴルストというもので、食べつけてしまうと、なんとなく時々食べたいような気もしますが、率直に、頬っぺたが落ちるほど美味しいというものではないと思います。 ところがこれ、マクドナルド効
