コロナ禍において急速な展開をみせるリモート社会。その中で「ソーシャルディスタンス」は、新しい生活様式の規範となるばかりか、人と人との距離感や関係性まで再定義した。大きな変化を余儀なくされたのが、芸術をとりまく世界である。リモート社会において、アートから失われるもの、そして生まれるものとは何だろう? 緊急事態宣言下で、「ディスタンス・アートの創作論」を寄稿した科学文化作家の宮本道人氏に話を聞いた。 宮本道人:1989年東京生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。博士(理学)。筑波大学システム情報系研究員、株式会社ゼロアイデア代表取締役。開かれた科学文化を作るべく研究・評論・創作。編著『プレイヤーはどこへ行くのか』、協力『シナリオのためのSF事典』など。人工知能学会誌にて原案漫画「教養知識としてのAI」連載中。日本バーチャルリアリティ学会誌にて対談「VRメディア評論」連載中。 コロナ禍
