いつも積極的なココロで過ごす為の１０のハック

私は、あまり継続性に自信がない。飽きっぽいのである。良いLife-Hackを見つけても、すぐに違うものに目移りしてしまう。だから、モチベーションが高い調子のいい時期、ココロが積極的な期間が続くとそれをもたらした、良いLife-Hackをいつの間にか辞めてしまったりしています。私も独立してコンサルを行っていますがいい時ばかりではありません。自分のビジネスがうまくいかなかったり、クライアントの悩みを共有して一緒にドツボにはまって悩んだり・・そうすると、積極的なココロが消極的なココロ、マイナス思考にモチベーションが下がっていきます。





そんな時、原点回帰するのが、中村天風先生が作られた絶対積極的姿勢になるためのLife-Hack法。（中村天風：『ウィキペディア（Wikipedia）』）

松下幸之助や京セラの稲森会長等も天風先生から薫陶を受けたという話です。絶対積極的とは、プラス思考等とはちょっと違います。モノの考え方、ココロが「真善美」を追求し、常に「怒り、恐れ。悲しみ」といった感情に支配されることなく、く「明るく、元気に、勇気のある」態度の事を言っています。





今から５０年ほど前に亡くなられた方なので、この手法も古い手法であり、このモチベーション手法をベースにアレンジされた手法が、今、数多く出回っています。しかし、私は天風先生の方法が最もお気に入りです。カンタンにでき、そして少しずつココロが絶対積極に変わっていきます。いつも、ココロが消極的になった時１０のLife-Hackに救われています。（昨日お話ししたモチベーション研修のように「劇的」には変わりません」）



是非、ちょっと、ココロが消極的になってきたかな、落ち込んできたかなと思ってこられたら、この１０の方法でモチベーションアップされる事をおためし下さい。

• 寝際の心がけ
  

1. 連想暗示法
   

   悲しいこと、腹の立つこと、気がかりな事等の消極的な気持ちを床に持ち込まない。
   磨き立ての真珠のようなキレイで、輝いた気持ちで床につくようにする。
   そのような気持ちの際は、明るく、朗らかに、イキイキとした姿を連想するようにする。

2. 命令暗示法
   

   鏡を使って、自分のなりたい状態を鏡に映る自分の顔に向かって命令をする。例えば、「お前は、もっと元気のある男になれ！」等と。
   ポイントは、真剣に行い、１回１事項を行っていく事。その状態になるまで、同じ命令を毎晩繰り返す。タイミングは夜寝る前が一番いい。

• 目覚めの直後の心がけ
  

3. 断定暗示法
   

   寝る前に行った、命令した事が、すでに具体化した状況で断定した言葉で、表現する。
   例えば、前夜、「お前は、もっと元気のある男になれ！」と命令していたら、「俺は、元気のある男になった！」と自分の耳に聞こえるようにつぶやく。
   ポイントは、目覚め直後にやる事

• 日常の心がけ
  

4. 言葉遣い
   

   「困った」「弱った」「情けない」「どうにもならない」「悲しい」「腹が立つ」「イヤだな」等の消極的な言葉を、日々の暮らしの中で使わないようにする。マイナスの自己洗脳をしないようにする。　　
   実際は、かなり難しいが、意識をするだけでも、これらの言葉は減っていきますね。

5. 感謝一念
   

   不平不満がでそうになったら、「正直、親切、愉快」という言葉を思い出し、何か感謝できることがないかを考える。不平不満というものは、自分のココロをマイナスに汚す形になる。イヤな相手に、ココロまで汚されたらやってられないと私は考えるようにしています。

6. ３つの実行と内省検討
   

   今日一日、「怒らず、恐れず、悲しまず」という事を実行していく。そして、そのような気持ちにココロがなっていないかを、常に内省検討していく。そして怒っていたとしたら、「いかん、いかん。ココロが汚されている。大事なココロまで絶対に汚されないぞ」と感情の修正をしていく

7. 交人態度
   

   明るく、朗らかに、いきいきとした態度で人と接する。特に、病気の人、困難に出会っている人、運の悪い状態にある人と接するときは常にそれを意識する。

8. 取り越し苦労厳禁
   

   これは文字通り。起こってもいない事を今、苦労しても仕方がない。それで、ココロが汚される必要はない。

• 有事の心がけ
  

9. クンバカハ
   

   イヤなことをこれからしようと思うとき、マイナス感情を生み出すような事が発生したとき（上司からイヤな事を言われた等）、クンバカハの姿勢をとる。
   クンバカハの姿勢とは、肛門をしめ、同時に肩の力を抜き、下腹部に力を集中させた姿勢の事。その際、できるだけ深い呼吸を行う。（深く肺の中から息をすべて吐き出し、ゆっくりと息をすっていく）
   これをとる事で、マイナスの衝撃を抑えることができる。

10. 安定打坐
    

    クンバカハの姿勢で座禅を組む。その際に、集中できる音（鐘の音等）があれば、その音に集中して座禅を組みながら、ココロに無の状態を作っていく。

これら１０個のＨＡＣＫＳともう一つオススメしたいのが、中村天風「運命を拓く―天風瞑想録 」を読まれること。この１０ＨＡＣＫＳの重要性も分かりますし、勇気がでてくる詩がたくさん書いてあります。ココロが弱ったときの私の座右の書です。皆さんもモチベーションアップされると思いますよ。

運命を拓く (講談社文庫)