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猫のゆりかご (ハヤカワ文庫) [ カート・ヴォネガット ]価格: 1012 円楽天で詳細を見る カートヴォネガットジュニア作 猫のゆりかごを読みました。 読み始めてどこがSFなんだろうと思うくらい前半はSFの要素は少なかったような気がします。 ボコノン教という架空の宗教を信仰する島に主人公は行くことになるのですが、その島はとても貧しく、ただこの島での唯一の救いはボコノンという宗教のみでとても悲惨的な島でした。 そこに行く前の話で核開発に携わった科学者が出てくるのですがその子供たちがキーパーソンになります。その家族も悲惨的で科学にしか興味のない父親、子供は見た目にコンプレックスを持っていたり、…
週末にカート・ヴォネガットの「タイタンの妖女」を読んでいたのですが、無性に「猫のゆりかご」が読みたくて仕方なくなり、再読しました。 厳密に言うと、ボコノン教でまた遊びたい。遊ばれたい。今日は物語の概要はいったん置いといて、この物語に出てくるボコノン教について話していきます。 この宗教は、この本を語るうえで外せない存在です。ライオネル・ボイド・ジョンスンがつくったとされる宗教で、文中にはボコノン教用語がふんだんに使われています。 宗教観は実際に読んで雰囲気をつかんでいく方が楽しいので、ここではわたしの好きなボコノン教用語をご紹介していきます。 フォーマ:無害な非真実本書冒頭「ボコノンの書」の引用…
『猫のゆりかご』カート・ヴォネガット・ジュニア著 伊藤典夫訳を読む。きっかけは、『翻訳を産む文学、文学を産む翻訳-藤本和子、村上春樹、SF小説家と複数の訳者たち-』邵丹著を読んだから。 カート・ヴォネガットの本を読んだのは大学生以来。今年は、読み直し本にカート・ヴォネガットの本もリストアップしておこう。まずは、『猫のゆりかご』。 短い章立て、つーか断片のようなものが全部で127。その集合体からできている。各章のタイトルがキャッチ―。 はじめはテンポよく読めるのだが、だんだん、つながりがわからなくなっている。作者の思うつぼってとこかな。 主人公の名前はジョーナ。知らない?ヨブ記のヨブの英語読みだ…
「タイタンの妖女」は、「猫のゆりかご」「スローターハウス5」などの作品で知られるアメリカの小説家カート・ヴォネガット・ジュニア(Kurt Vonnegut Jr.、1922年11月11日-2007年4月11日)が1959年に発表した、二作目の長編小説である。 なお、1976年の「スラップスティック」以降の作品では、"Jr."をとったカート・ヴォネガット名義で出版するようになったそうだ。 正直なことを言うと、私はこの「タイタンの妖女」が初めて読んだヴォネガットの作品である(「猫のゆりかご」は書棚に鎮座しているが、未読)。 巻末の解説などによると、この作品にはヴォネガットの特質の多くが含まれている…
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