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ts 萌魔導士アキバトロン(15) - 萌え理論ブログ

萌魔導士アキバトロン(15)

「ウチ、この学園で寝泊りしてるねん」
志朗はやきそばを食べながらロンからそんな話を聞かされた。なんでも、この広い学園には仮眠室やシャワー室もあるし、飯は自前でまかなえるから、寮代わりに暮らしているというのだ。柑野は酸っぱい紅ショウガをかじって質問した。
「服はどうしてんだ?」
「ロッカーに着替えがあるからな。入学するとき制服と体操着を何枚も買っといたんや」
なぜそんなことを聞く。しかし、夜の学園に一人でブルマ姿とかで寝ているのだろうか。橘はグレープ味の炭酸飲料を飲んでから、質問した。
「志朗がさ、一人暮らしをしているんだよ」
「へぇ〜。うらやましいこっちゃな」
なぜそんなことを言う。
「夜に女の子一人っきりじゃ危なくない?」
「いちおう警備されてるから安全やと思うけど……」
「まあ男の子と一つ屋根の下の方が危険かもね」
「アバンチュールちゅうやつやな。ご厄介になるかもしれへん」
橘とロンはさらりと言う。コメントしづらい。
「テンプテーションかよ。だめだぜ、志朗には萌がいるからな!」
「彼女なん?」
志朗は炭酸を噴きそうになった。
「ただの幼馴染だよ」
「恋人を兼ねることもできるわな」
「そんなんじゃない」
「なんや食わず嫌いか」
「酸っぱいぶどうだね」
なんだこいつらは。食べ終わった志朗がこの場を退散しようとする丁度そのときに、メイド服姿の萌が来た。


   (続)









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