エラーログがでたらとりあえずGoogleで検索して、検索結果を元に一つ一つ辿っていくのがいつものやり方でした。問題は解決手段に辿り着けるとは限らず、ドキュメントへの参照リンクを見つけても同じく解決に至るとは限らないケース。

ふと、ChatGPTにそのまま丸投げしたらどうなるかなと試してみました。AIといえば「プロンプトが整っていなければまともに回答してくれない」のが通説といった感覚もありますが、億劫になったのでエラーだけぶん投げてみました。

今回のエラー

neovimもといcocに関わるものです。

Error detected while processing InsertLeave Autocommands for "*"..function <SNR>14_HandleIns
ertLeave[1]..coc#pum#close[21]..coc#rpc#request[4]..<SNR>17_request[34]..InsertLeave Autocom
mands for "*"..function <SNR>14_HandleInsertLeave[1]..coc#pum#close[21]..coc#rpc#request[4].
.<SNR>17_request:
line   31:
E605: Exception not caught: Error on request: Vim(return):Error invoking 'CompleteStop' on c
hannel 4 (coc):^@Action "CompleteStop" not exist

具体的なプラグイン名が出ていれば削除するなりリポジトリを辿るなりの対応もあるのですが、プラグイン名の表記無しで特定のアクションが存在しない、という状況になります。

実際にChatGPTへ質問したものを掲載します。

最近のChatGPTは質問に対して段階的に手際よく返答してくれます。回答は中々のボリュームなため割愛しますが、今回は以下の流れとなりました。

• エラーの原因
• 解決策
• まとめ

結果はcoc.nvimのローカルキャッシュ更新と再ビルド、及びnvmの更新での解消となりました。

rm -rf ~/.vim/dein/repos/github.com/neoclide/coc.nvim_master

# neovim起動
:call dein#update()

cd ~/.vim/dein/repos/github.com/neoclide/coc.nvim_master
npm ci
npm run build
nvm install --lts
nvm use --lts

一次ソースを確認しておく

ChatGPTの返答がソースを提示してこなかった場合、この回答の裏付けをしておきましょう。

リポジトリの issue に原因が記載されており、zennの記事で実際に試して解決した、という流れでした。

あとがき

「AIはプロンプトの教養必須」みたいな思い込みが解決の妨げになっていたようです。

毎回ChatGPTに質問する時、「以下のエラーコードについて答えてください。原因・対策・関連しそうな要因のピックアップもしてください」等細々と書いていたのですが、エラーコード貼り付けて送信するだけで一通り解決に必要な情報を段階立てて提供してくれるのは驚きでした。

口外が不可なケースを除き、解決の糸口で頭を抱えたらとりあえずエラーコードやエラーログ等をそのままChatGPTに丸投げもオススメです。