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ジェラート、カフェ…トリンドル玲奈が訪ねる「徳島県・上勝町、美馬市の暮らし」[PR](FRaU編集部) | FRaU
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提供:徳島県生活環境部労働雇用政策課移住交流室

阿波おどり、鳴門の渦潮やすだちで有名な徳島県。近年は他地域からの移住先としても注目を集めているという。「徳島は初めて」というトリンドル玲奈さんが、上勝町、美馬市、海陽町の3ヵ所をめぐり、この地に移住してきた人びとの暮らしを訪ねた。

本記事では、上勝町、美馬市をお届けする。

シャツ¥52800(ケイスケヨシダ/ケイスケヨシダ カンパニー・リミテッド☎03-5775-7941)ビスチェ¥38500(オープン セサミ クラブ www.open-sesame-club.com) ネックレス¥27500(フミエタナカ/ドール☎03-4361-8240) スカート¥68200、バッグ¥51700(マディソンブルー☎03-6434-9133)

トリンドル玲奈 とりんどる・れいな
タレント、女優。1992年オーストリア・ウィーン生まれ。近年の主な出演作にドラマ『今夜すきやきだよ』(テレビ東京系/主演)、『不適切にもほどがある!』(TBS系)、舞台『OUT OF ORDER』(演出:マギー)など。

上勝町
棚田とごみゼロのまちで仕事をつくり出す

地域のつながりが生み出した徳島ならではのジェラート

「日本の棚田百選」にも選ばれた上勝町の名所、樫原の棚田にて。 ベスト¥22000、インナーのニット¥12100(ともにMIESROHE/MIESROHEルミネ新宿1店☎03-6304-5660) スカート¥46200、ベルト¥30800(ともにフミエタナカ/ドール☎03-4361-8240) ローファー¥28600(ジェイヴィーエーエム/トゥモローランド☎0120-983-511)

徳島市から車を走らせること1時間、ゆるやかな山道に入ると、トリンドルさんは窓を開け、「草木の香りがする」と深呼吸した。徳島県東部の山あいのまち、上勝町。ここは1980年代後半、「つまもの(刺身の添え物につかう葉など)」ビジネスで脚光を浴び、2003年にはごみをゼロにする「ゼロ・ウェイスト宣言」を掲げ、世界から注目されている。

石川さん夫妻は上勝の隣町、勝浦町でみかんを栽培し、古民家ゲストハウスも運営している。

そこに2024年4月、オープンしたのがクラフトジェラート店〈TONPUKU〉だ。店主の石川翔さん、美緒さんは8年前の結婚を機に「自分たちの手で、自身の仕事をつくり出したい」と東京から移住してきた。

TONPUKUの店舗は築100年ほどの古民家をリノベーションしたもの。縁側でも飲食OK。店名は「頓服する」が由来。「ジェラートを食べて心身を回復させてほしい」という石川さん夫婦の思いが込められている。

みかん農家でもある翔さんが育てた柑橘や季節の果実をつかったジェラートが人気だが、クロモジやイタドリなど、トリンドルさんも「初めて見た!」という地元の植物を用いた珍しいフレーバーも。「『この食材はどう? つかえんで』と地元の方々がいろいろ教えてくれるんです」と美緒さん。

ジェラートの容器には、土に埋めると分解されて堆肥になるサステナブルな紙カップを採用。

トリンドルさんが選んだフレーバーは、蓮の廃棄花をつかった「蓮の花と桃」と町特産の柑橘「ゆこう」。「ほどよい苦みと酸味に、やわらかな甘さが加わっておいしい!」と顔をほころばせた。

慣れない土地で店を始めることに不安はなかったのか。そうトリンドルさんが尋ねると、「このまちで出会った仲間に助けられました」と翔さんが微笑む。

店から歩いて数分の吊り橋「いろどり橋」から勝浦川を眺める。

「移住先を探すなかで偶然出合った徳島。誰かに声を掛けると輪が広がって、また誰かとつながる。その距離感が魅力だと思います」。そう話す2人の笑顔が、「この土地に移り住んで本当によかった」と物語っている気がした。

「いろんな人や食材と出合うことでこの店がどんなふうに広がっていくのか楽しみです」(石川美緒さん)

TONPUKU
徳島県勝浦郡上勝町福原平間62
営業時間:平日13:00~17:00、土日祝 12:00~17:00
定休日:月・金、その他不定

美馬市
「うだつの町並み」を、うまく活用して次世代に

「うだつが上がる」商人のまちを人と文化の交差点にする

うだつの町並みのそばを流れる吉野川に架かる潜水橋に立って川面を見つめる。 トップス¥30800(ハイク/ボウルズ☎03-3719-1239) パンツ¥33000(EDIT.FOR LULU/ベイクルーズ カスタマーサポート☎0120-301-457) イヤーカフ¥17600(ノウハウジュエリー☎03-6892-0178)ローファー¥28600(ジェイヴィーエーエム/トゥモローランド☎0120-983-511)

徳島を西から東へと流れる吉野川は、豊かな水源として人々の暮らしや伝統産業を育んできた。そんな一級河川の吉野川中流域、徳島県西部に位置する美馬市の脇町には、伝統的な豪商屋敷群「うだつの町並み」が残る。

国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された町並みは、歩くだけで江戸時代にタイムスリップした気分に。

うだつとは、火事の際に隣家への延焼を防ぐため、屋敷1階屋根の両端に設けられた防火壁のこと。その設置には金がかかったため、富の象徴として各家はより大きなうだつを屋根に上げることを競い、やがて「うだつが上がらない=出世しない」の慣用句が生まれた。

中央が高橋さん。左端は設計士見習いでスタッフの井上美波さん。右端は週末に間借りカフェ〈日日間〉を開くパティシエの脇川裕多さん。井上さん、脇川さんは徳島にUターン。

「吉野川の水運に恵まれた脇町は藍の集散地として富を成した商人のまち。それらも利活用することで、この風景をずっと残したいんです」。そう語るのは、建築家の高橋利明さん。就職を機に大阪から徳島に移住し、2020年からは町並みの一角で〈みんなの複合文化市庭 うだつ上がる〉を運営している。

うだつ上がるのカフェで出しているケーキは、仕上げにすだちをきゅっと絞って。「さわやかさがプラスされて、何個でも食べられそう」とトリンドルさんも大満足!

築150年の町屋を改装し、自身の建築事務所兼セレクトショップ、カフェなどを集めたここは、多様な人と文化の交差点のようだ。「最近は移住を考えている人が訪ねてきてくれて、相談に乗ることも」と高橋さんは笑う。

地元の高校生から観光客まで幅広い層が集ううだつ上がる。その魅力に惚れ込み一緒にまちを盛り上げる仲間も増えている。

「昔からあるものを大切にしながら、うまく、いまの時代に響く形にしているんですね」と感嘆するトリンドルさんに、高橋さんが照れながら返す。

「『徳島っておもろそう』って思ってもらいたくて。何かやりたい人も、そうでない人も、住んでみたいと思える環境を僕らがつくっていきたいんです。じつはこのまちの古民家5棟を買って、それぞれオーベルジュなどにリノベーションしていこうと計画中です」

「『徳島おもろそう、住んでみたい』と思ってもらえるような環境をつくっていく」

みんなの複合文化市庭 うだつ上がる
徳島県美馬市脇町大字脇町156
営業時間:11:00~17:00
定休日:火・水

移住についてもっと知りたくなった方はこちら!

徳島県移住交流ポータルサイト「住んでみんで徳島で!」では、移住交流関連イベントの情報や徳島に移住した方々のインタビューを掲載しています。トリンドル玲奈さんとタイアップした移住ハンドブックも配布中! WEBにも掲載しています。


【お問い合わせ】
徳島県生活環境部労働雇用政策課移住交流室
roudoukoyouseisakuka@pref.tokushima.lg.jp

●情報は、FRaU2025年1月号発売時点のものです。
Photo:Yudai Emmei Styling:Aya Ishida Hair & Make-Up:Tomoe Nakayama Text:Kanako Mori Edit:Yue Morozumi(euphoria FACTORY)

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