中嶋常幸「人なつっこい笑顔で人気者になる」 山下美夢有に太鼓判…21~23年に指導、米ツアー4位デビュー

男子ゴルフで国内ツアー歴代3位の通算48勝を誇る中嶋常幸が16日、茨城・笠間市の宍戸ヒルズCCでジュニア交流会を行った。
部活動の地域移行によってできた地域クラブ活動「カサマジュニアクラブ」の小中学生15人を前に、中嶋は「すごい選手になる情報を教えたい」とスタート。ドライバー、アプローチ、パットなどを約3時間、熱血指導した。
アプローチ時の両膝の動きは「これは山下美夢有に教えた」、パットでは「松山英樹は素振りをしない」。世界で活躍する松山英樹、山下美夢有らの名前を出しながら、技術や練習法を伝授した。アプローチとパットのニアピン対決では子供たちに軍配が上がる場面も。「楽しかった。子供たち独特の初々しさやリアクションがあった」と振り返り、「ゴルフを好きな子が増えてほしい」と熱望した。
中嶋が21~23年に直接指導した山下は、国内ツアーで2年連続の賞金女王を獲得。今月は米ツアーメンバー初戦のファウンダーズ・カップで4位に入った。「上位に入るのも難しい米ツアーでいいスタートダッシュを切った」と中嶋。メールで「自分を信じてやっていけば大丈夫」と激励したといい、「あの子も才能があるから。僕が教えたからどうこうではないけど、少しでも役に立ってればいいな」と語った。
異国の地では友人と息抜きをする時間が減るなど、日本にいる時とは違う戦いとなる。中嶋は「友達とショッピングや映画に行ったり、ゴルフトーナメント以外のことが米ツアーに行けばなくなる。ストレスもかかるけど、そこを乗り越えられればいい結果が待ってると伝えた。彼女なら大丈夫。人なつっこい笑顔で米ツアーでも人気者になると思う」と太鼓判を押した。