◆米女子プロゴルフツアー　ホンダＬＰＧＡ　第２日（２１日、タイ・サイアムＣＣ＝６６３２ヤード、パー７２）

　単独首位から出た米ツアールーキーの岩井明愛（あきえ、ホンダ）が５バーディー、ボギーなしの６７で回り、通算１５アンダーで首位をキープ。２日間ノーボギーのプレーで米ツアー初優勝へ、２打リードして大会を折り返した。ホールアウト後、中継局のインタビューに応じ「疲れました（笑）グリーンは相変わらず難しいですけど、きょうもパッティングのタッチも合っていた。いい緊張感の中で回れた」と笑みを交えて振り返った。

　前日と同じく１番パー５で２オンに成功。「イメージ通りのボールが打てることが多くなっている。すごい気持ちよかった」と納得の表情を見せ、２パットでバーディー発進とした。４、７番で伸ばし、３アンダーで折り返し。１０、１１番はグリーンを外し、ともに１・５メートルのパーパットを残したが、きっちり沈めた。「アプローチも多かったですけど、悪いところに外してるわけではなかったので、その分、パーをセーブできた」とグリーン周りが好調な一日となった。３２０ヤードの１５番パー４は、ティーショットをグリーン右手前に運んだ。カップを直接狙った第２打は５メートルオーバーしたが、これをねじ込み、「下りのスライスをタッチを合わせつつ、それが入ってくれたのでうれしかった」。この日５つめのバーディーで首位をキープした。

　米ツアー初優勝へ、２打のリードを持って週末へ向かう。「明日もっとギャラリーの皆さんが来てくれたらうれしい」とファンへ呼びかけた。２日間もタオルやうちわを持ったファンが多く詰めかけていたが、優勝争いをさらに盛り上げたい考えだ。「楽しんでもらえるように、自分のゴルフをできたら」とアグレッシブなプレーでギャラリーを魅了する。