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Googleは米国時間2月25日、コーディングをAIで支援するツール「Gemini Code Assist」を個人向けに無料版として提供すると発表し、同日にパブリックプレビューを開始した。パブリックドメインの全てのプログラミング言語をサポートするという。
同社によると、これまで法人顧客にのみ提供されていたGemini Code Assistantが、誰でも「実質無制限」で利用できるようになる。Gemini Code Assistantは1カ月に最大18万件のコード補完が可能で、これは他の主要な無料コーディングアシスタントの90倍だという。
「毎日コーディングするプロの開発者は、おそらくその半分程度しか使わないだろう」と、Googleの製品管理担当シニアディレクター、Ryan J. Salva氏は述べた。「1日14時間、毎日ひたすらコーディングに打ち込むような、並外れて熱心な開発者でなければ、その上限に達することはないだろう」
個人向けのGemini Code Assistantはチャットで最大12万8000の入力トークンをサポートし、自然言語を使用してコードの生成、説明、改善を支援できる。例えば、最新の天気予報を毎日メールで送信するスクリプトの作成をGeminiに依頼し、実行可能なコードを取得できる。もっとも、初心者がGemini Code Assistantにプロンプトを与えるだけで、完璧に機能するプログラムを開発できるわけではない。
Salva氏は2025年を、AIが多くのコード作成だけでなく、より高品質なコードを作成できるよう支援する年になるとみている。ソフトウェアチームでは、開発者がコードレビューを受けるのが一般的だ。上司がコードを見直し、改善方法についてアドバイスする。Salva氏は、GeminiのAIエージェントがこれを支援し、開発者の時間を節約できるとしている。Googleは、GitHub向けのGemini Code Assistのパブリックプレビューも開始する。
「私たちは、コードに含まれる不具合をレビューするチームメンバーや同僚の仕事を代行するAIエージェントを構築した」とSalva氏は述べ、「『ベストプラクティスに従っているか』『ロジックをより洗練させる方法はあるか』などを確認するものだ」とした。
Googleのプレスリリースこの記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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