台湾紅茶の代表格。やさしいメントール感が新鮮な「紅玉紅茶」
スパイシーさと爽やかさが新鮮で、紅茶好きをうならせる台湾紅茶の代表格。
一口飲むと、シナモンやミントのような香りの後に、口の中に広がるスーっとしたメントール感。
しっかりしたコクに思わずファンになってしまう。
そんな特別な紅茶をご存じですか?
台湾で生産される紅玉紅茶(こうぎょくこうちゃ)はルビーのような美しい水色が名前の由来。
(リンゴを思い浮かべる方が多いですがリンゴは無関係。「紅玉」は中国語だとルビーの意味を持ちます。)
無香料・無添加なのにスパイスのような心地よい香りが広がり、程よい渋み、しっかりとしたコク、最後にスーっとするメントール感のある余韻が、小さなおどろきを生みます。
個性的で驚く初めての美味しさは、少し刺激的でもあり、飲み進めるとクセになる方が多いのも特徴です。
台湾でも希少性から高級茶に分類される紅玉紅茶は、大切な方へのギフトや、毎日を頑張るご自身へのご褒美にもおすすめできる味わいです。
ぜひこの特別な紅茶で、日常にスパイスを。
ティータイムが楽しみになる、そんな豊かなひとときプラスしてください。
紅玉紅茶は台湾の政府が運営する茶葉改良所で、なんと約50年間、改良が続けられていた台茶18号という品種を使って作られています。
かつて紅茶の栽培が盛んだった台湾ですが、烏龍茶の需要が高まるに従い生産量が減少の一途をたどっていました。
そんな状況の中1999年に「紅玉紅茶」が正式に命名され・登場すると状況が一変。
台湾内や欧米での高い評価を受け、台湾紅茶のイメージと評価は高まり、台湾紅茶の生産量を再び増加させるきっかけを作り出しました。
まずはストレートで。ミルクティーもうれしい美味しさに。
しっかりしたボディと深いコク、程よい渋みの紅玉紅茶。
香り高さや味わいを、まずはストレートで味わっていただくのがおすすめです。
優しい甘さの上品な洋菓子との相性も良く、大人なティータイムをお過ごしいただけます。
紅玉紅茶は、牛乳を入れてミルクティーにするのもおすすめ。
渋みのある紅茶に苦手意識がある方でも、美味しく飲める不思議な変化を遂げてくれます。
紅茶の渋みを和らげつつも、紅玉の特徴を引き立てる、上品で贅沢なミルクティーをお楽しみいただけます。
SUIITEAの紅玉紅茶は台湾の南投県・魚地郷という紅玉紅茶の栽培が盛んなところで作られています。
取引をしている茶園はお父さんの作るお茶の味を絶やしたくないと、一念発起した息子たちと共に営まれる茶園。
地域でもかなり早い時期から環境に配慮したお茶作りを行っていることで知られています。
余談になりますが、台湾の烏龍茶の美味しさは日本でもよく知られています。
私も台湾のお茶屋さんで初めて烏龍茶を飲んだ時、その美味しさに「えっ?」と声が出るほどおどろき、感激した一人です。
ただ、台湾全体の茶葉の生産量では世界で22位。
さらにその中でも紅茶の生産量は決して多くはありません。
価格や生産量では世界的な紅茶の一大産地と勝負することが難しい分、台湾では品種改良や栽培方法の工夫、製茶技術の研鑽を行い、美味しさや香りにこだりぬくことでその価値を高めています。
烏龍茶に限らず紅茶についても、しっかりと研究を重ねている茶農家の紅茶は、やはり香りも味も格別です。
そのため、おいしい紅茶を作る作り手には、たくさんの取引希望が寄せられます。
人気の高い茶農家のお茶はたくさんの買い手がいるため、希望通りの量は購入できなかったというのも業界ではよく聞く話。
紅玉紅茶は台湾でも生産量に対しても需要が上回る高級茶という位置づけ。
台湾でも人気が高いので、輸出される紅茶はどうしても少なくなってしまいます。
SUIITEAではそれでも美味しい紅茶を味わっていただきたい。とびきりの台湾紅茶と出会うきっかけを作りたいと、お茶作りに真摯に取り組む茶農園と交渉し契約し、おいしい紅茶をお届けしています。
「台湾紅茶」と聞くと、茶道具が必要だし、お作法がよくわからなくて…と敬遠なさるかたもいるかもしれません。
ただ、SUIITEAの紅茶の入れ方はとってもシンプル。
リーフで入れるのは手間だな、と感じられる方も多いのでより気軽に楽しめるティーバッグもご用意しています。
湯量と時間、あとは「ふたをすること」この3点を押さえれば、簡単に美味しい紅茶をお召し上がりいただけます。
お湯を沸かします。
お水は軟水が日本人の方の口に合うと思います。ミネラルウォーターを使用する場合は硬度にご注意ください。
沸騰して20~30秒したら火を止めます。
ティーポットにお湯を入れて温めます。ティーカップも一緒にお湯を注ぎ温めておきます。
ティーポットが温まったら中のお湯を捨ててティーバッグを入れます。
※ティーカップなどで直接紅茶を作る場合も手順は同様です。
先ほど沸かしたお湯を注ぎます。
ティーバッグ1つにつきお湯の量は150cc。
お湯は直接ティーバッグに当たらないように注ぐのがおすすめです。
お湯の量は多くても少なくても味に影響するため、あらかじめ「このカップ/ポットならこれくらい」と把握しておくことがおすすめです。
(私は、家にある平置きのはかりの上にふきんを敷いてティーポットをのせてティーバッグを入れて0g表示にしてお湯を必要量注ぐことが多いです。)
お湯をそそぎ、ふたをします。
ティーポットなら付属のふたを。ティーカップで作る場合は小皿などでふたをしてください。
ふたをすることで、紅茶を蒸らした状態にすることができ、お茶の成分をしっかりと抽出することができます。
抽出時間はお好みですが、約4分が目安です。
お手軽に抽出し、お召し上がりいただくためリーフ茶(茶葉がそのままの状態)と同じ茶葉を砕いてティーバッグにしています。
そのため長時間ティーバッグをつけた状態にすると渋みやえぐみが出てきやすくなります。
時間になったら取り出してください。
(温めておいた)ティーカップのお湯を捨て、注ぎます。
複数カップ分作った場合は、緑茶と同じ要領で並べたカップに少量ずつ複数回に分けて回しそそぐと、味が均一になります。
お好みでお菓子などと合わせてお召し上がりください。
お湯の量を80cc程度に減らして同じように紅茶を作り、氷をたくさん入れたグラスに注ぎ急冷してアイスティーにするのもおススメです。
この時、氷がある程度とけるまで動かさずに置いて、それからお召し上がりください。
※かきまぜたりするとクリームダウンという紅茶がクリーム色になる現象が起こることがあります。
品質に問題はありませんが見た目がミルクティーのようになります。
こだわりたい方。お茶好きさんにはリーフもおすすめです
リーフはティーバッグに比べると少し手間と抽出に時間がかかりますが、茶葉が砕かれていないためゆっくりと茶の旨味を抽出し、より香り高く繊細でまるみのある味わいになります。
※一煎目とくらべるとだいぶ薄くなりますが、使用したリーフはそのままポットにお水を入れて冷蔵庫で一晩おいて水出しティー風にするのもおすすめです。
台湾歴20年以上 hanamikoji日本スタッフが台湾の良いものを厳選しています
今回ご紹介したお品は台湾のシューズブランド「hanamikoji shoes」の日本スタッフが「台湾歴20数年」の経験と人脈を活かし、日本の皆様にぜひご紹介したい台湾の良いものをご紹介しています。
台湾と出会うとみなさまの生活がもっと楽しくなるにちがいない。そんな思いで台湾の素敵なモノをセレクトしています。
お父さんと息子たちで営む茶農園。お父さんは他の茶農家の影響を受けたくないと山一つ買ってしまうこだわりぶり。