グラフィックデザイン勉強したいけどどうすればいいですかって聞かれたので、おすすめの本を紹介します。「グラフィック・デザイン究極のリファレンス」ってやつ。書名がかっこいい。学生のとき買ったけどおもしろいので今でもたまに読む。
グラフィック社
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
何が良いか
グラフィックデザイン、良いものをたくさん見るとすばやく覚えられる。この本はグラフィックデザインの歴史を1冊にまとめている大変力技というか意欲的な本なのだけど、グラフィックデザインのほぼ全ての領域に言及していて、万遍なく良い作品を大量に見れる。
歴史というと小難しいイメージだけど、この本は図鑑っぽい雰囲気で、パラパラ眺めるだけでも楽しい。デザイン史に残るような重要な作品を、まとめて一気に見れるのが良い。比較的最近の本なので、新しめのもバランスよく載ってる。サンプル(出版社のサイトから引用)見るとわかるけど解説もやたら詳細で、これ作るのめちゃくちゃ大変だったと思う。
手に持った感じもずっしりして良いし、実際350ページくらいあってお得。これ4,000円くらいで買った気がするのでそれを考えてもお得すぎると思う。
グラフィック社
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追記:売り切れてたので他におすすめの本
この本Amazonだと売り切れてて買えなくなってた。おもしろいのに残念。
仕方ないので他におすすめの本を挙げます。
この本は、ちゃんとした組版がなぜちゃんとしているように見えるのか、プロは欧文を組むとき、何を考えてどこに目をつけているのか、を知ることができる。いままで読んだタイポグラフィの本の中で、一番わかりやすく、一番基本的なことが書いてあった。
この本はタイポグラフィに関して知っておくべき事柄がコンパクトにまとめられている。かつカバーする範囲は広い。デザイン書というよりは辞書に近いので、読み物としても読めるし、作業中に参照したい箇所を都度読む風にも使える。
この本は欧文書体が用いられてきた歴史(といっても堅苦しくない)から始まり、定番の書体解説、日本人が間違いやすい使い方など、欧文書体にまつわる幅広い話題を扱っている。このシリーズ、文章が非常に平易で読みやすいのがいい。グラフィックデザイナー、DTPオペレータ、Webデザイナーなど、文字を扱う仕事をしている人なら必携の本である。
美術出版社
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これはパステルカラーを使ったデザインの事例集だけど、載ってる図版が全部かわいくて最高。パステルカラー、特に女性向けの同人誌とかで相性が良い。
同じシリーズで、こっちも良い。このシリーズは作品の質が高くて気に入ってる。欧文タイポグラフィの見本としても使える。蛍光色、勢い重視のかわいさになる。
グラフィック社
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これはブックデザイナー鈴木成一氏が、自身の手がけた装丁のなかから150冊を解説するという本。鈴木氏は30年間で10,000冊の装丁を手がけた著名なデザイナーで、それぞれの本はどんな意図でデザインしているのか知ることができる。特に小説の表紙のデザイン考えたい人にとっては、この上ない良質な手本となる。
デザインのルール、本を読むと体系的に覚えることができる。この本は一昨年読んだけど、ASYLの佐藤直樹さんによる超初心者に向けたデザイン解説本で、デザインのなかでも、文字や図版の「レイアウト」だけを懇切丁寧に解説してある。初心者向けみたいな本、作例がめちゃくちゃ雑なやつとかあって、そういうのはおすすめできないけど、この本はそんなことはない。
グラフィック社
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