400Fは、「オカネコ 結婚に関する意識調査」結果を2月20日に発表した。同調査は2025年2月5日~2025年2月9日の期間、全国の「オカネコ」ユーザー530人を対象にインターネットを用いて行われた。
「結婚している」「結婚経験がある」と回答した人に、結婚を計画するにあたり、家計の状況に対して不安はあるか・あったかと聞いたところ、「不安がある/あった」と回答した割合は41.6%、「不安はない/なかった」(37.2%)、「考えていない/いなかった」(21.2%)という結果になった。
結婚した年号ごとにみると昭和婚夫婦では、「不安がある/あった」(40.0%)、「不安はない/なかった」(36.0%)、「考えていない/いなかった」(24.0%)。平成婚夫婦では、「不安がある/あった」(39.6%)、「不安はない/なかった」(39.1%)、「考えていない/いなかった」(21.3%)。
令和婚夫婦では、「不安がある/あった」(53.5%)、「不安はない/なかった」(30.2%)、「考えていない/いなかった」(16.3%)という結果となっており、令和婚夫婦の家計の不安割合が最も高く過半数を占める結果となった。
「結婚している」「結婚経験がある」と回答した人に、夫婦の働き方(パート・アルバイトを含む)について尋ねたところ、「共働き」が最も多く65.9%という結果になった。次いで「片働き(妻、専業主婦)」(27.5%)、「片働き(夫、専業主夫)」(4.1%)と、依然として日本での「専業主夫」家庭は少ないということが分かった。
結婚した年号ごとにみると昭和婚夫婦では「共働き」(44.0%)、「片働き(妻、専業主婦)」(41.3%)、「片働き(夫、専業主夫)」(8.0%)。平成婚夫婦では「共働き」(69.8%)、「片働き(妻、専業主婦)」(25.7%)、「片働き(夫、専業主夫)」(3.0%)。令和婚夫婦では「共働き」(86.1%)、「片働き(妻、専業主婦)」(11.6%)、「片働き(夫、専業主夫)」(2.3%)という結果となった。
時代とともに共働き家庭は増加しており、令和婚夫婦においては9割弱もの夫婦が共働きを選択していることから、働き方のスタンダードが大きく変化していることがわかった。
「共働き」と回答した人に、お金の管理について尋ねたところ、「お財布は別々(二人の収入から一定の生活費をそれぞれ出し、残りは個別管理)」(54.0%)、「お財布は一緒(二人の収入をすべて一つに合わせて管理している)」(42.2%)と、若干「お財布は別々」が多い結果になった。
結婚した年号ごとにみると、昭和婚夫婦では「お財布は別々」(45.5%)、「お財布は一緒」(54.5%)と「お財布は一緒」の割合がやや高い結果だった。
平成婚夫婦では「お財布は別々」(51.1%)、「お財布は一緒」(44.7%)となり、「お財布は別々」が過半数を占めている。さらに令和婚夫婦では「お財布は別々」(73.0%)、「お財布は一緒」(21.6%)と、圧倒的に「財布は別々」が多い結果となった。
共働き増加による夫婦それぞれの経済的な自立の影響で、お財布事情のスタンダードも大きく変化したことが判明した。