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3月からローソン・ファミマの合計1万店で雑誌販売中止!書店が無くなった町で雑誌難民が出現するかもしれません⁈
こんにちは、10分のつもりで昼寝したら1時間経っていたDJムッチーです。
ファミリーマートとローソンの合計約1万店で3月から雑誌配送を終了するそうです。インターネットの普及による紙媒体離れが原因かと思ったら、トラック運転手の残業規制を強化する2024年問題や燃料高騰などの影響で、コンビニ向け配送事業の赤字が慢性化しているのが大きな原因のようです。
となると、店舗の集積率が高くて効率的に配送できる都市のお店ではなく、地方に点在するお店が対象になるのは、簡単に推測がつきますね。
合わせて電子書籍やネット通販の普及で町の書店が激減しています。全国1741市区町村のうち、書店が1店舗もない自治体は昨年3月時点で482に上り、全体の約28%を占めています。推測ですが、この自治体と雑誌配送を終了する自治体は、重複するでしょうね。
書籍はともかく雑誌すら買えない、雑誌難民が出現する町が来月からできてしまう可能性があります。
下の全国のコンビニセンスストアの勢力図を見れば、東北・中部・北陸・山陰がローソン・ファミマの勢力が強いので、やはり地方に雑誌難民が出現する可能性は高いですね。
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雑誌配送中止の雑誌事情
書籍や雑誌は、取次を通して流通しています。取次は、物流から代金回収までを行う書籍・雑誌流通の要です。逆に取次を通さなければ街の書店で本を売ることは出来ません。
昨年7月に取次大手の日本出版販売(ニッパン)が慢性的な赤字からコンビニ向けの雑誌配送を取り止める決定をしますした。これを受けて今までセブンイレブンの雑誌配送を行っていた出版取次大手トーハンが、3月からニッパンが請け負っていたファミマ約1万6000店、ローソン約1万4000店の計約3万店への雑誌配送を引き継ぐことになっていたそうでなんです。
ところが、2024年問題や燃料高騰で輸送の採算性と保管費用などを考えると配送可能店舗は2万店が限界で、残り約1万店への配送は不可能となってしまい、配送終了を決断するに至ったそうです。
雑誌には、「同一地区同時発売」という暗黙の取り決めがあって、発売日のうちに商品を小売店に届けなければなりません。今回はトーハンが、この取り決めを守るが故の決断だったようです。
素人はコンビニの流通網を使う手を想像してしまいますが、実は食料品などと同じコンテナで配送できない決まりがあって、点在する店舗に時間通りに配送しなければならないコンビニ向けの規制は特に厳しいのだそうです。
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一方、国内で約2万1000店を展開するセブンイレブンは広報を通じて「出版物を買える場が年々減少している今、コンビニ店舗で出版物を取り扱う意義は大きいと考えている」と言っていて、雑誌販売は継続する方針で、トーハンもセブンイレブンへの配送は継続するとしています。
セブンイレブンがシャア獲得戦術に、雑誌を使うかもしれませんね。
電子書籍で雑誌は読みにくい
雑誌が買えないのなら電子書籍があるじゃないか・・とお考えの都市生活者もいらっしゃるでしょうが、雑誌をスマホで読む場合、ページ内で移動が多くなって読みにくいです。これは、PADでも同様です。
また、雑誌はラックに並んでいる表紙を見て衝動的に手に入れるもので、NHKのテキストの様に特に購入の決まりがないので、定期購読する物でもなないですね。また、電子書籍のサムネイル的な表紙画像では、読む衝動が起きにくいのです・・・僕の場合!
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雑誌を制作、販売する出版社にも大きな打撃を与るでしょうね。ある出版社の営業担当さんは「圧倒的にコンビニでの販売数量が多い週刊誌や情報誌もあり、雑誌離れが著しい昨今、コンビニの雑誌販売の終了は出版社にとっては死活問題だ」と頭を抱えておられます。
僕としては、この問題は「同一地区同時発売」の慣例の廃止と、コンビニ配送門が使えるように規制緩和することで、解決することのような気がしますけど・・・そうもいかないのでしょうね。
ニュースやスッパ抜き情報ならインターネットで代用できても、雑誌が無くなると、カルチャーや生活の情報を得るメディアが無くなってしまします。カルチャーや生活情報は上質であればあるほど、保存しておいて見たい時に手に取ってじっくり読みたくなることが必ずあります。
3月になって、雑誌難民になった人がいたら、声を上げましょう!
それでは、今日はこの辺で失礼します・・・
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じゃあまたこの次
DJムッチーでした。
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