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支援総額
目標金額 5,000,000円
- 支援者
- 137人
- 募集終了日
- 2020年3月31日
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福島の未来を支える力に!次世代を担う若者たちと築く研究・教育拠点

#まちづくり
- 現在
- 3,153,000円
- 寄付者
- 115人
- 残り
- 30日
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漆JAPAN 輪島塗の職人さんに道具を
#災害
- 現在
- 2,542,000円
- 支援者
- 119人
- 残り
- 27日
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国立科学博物館マンスリーサポーター|地球の宝を守りつづける

#子ども・教育
- 総計
- 642人
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えん罪のない世界へ!IPJサポーター
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#起業・スタートアップ
- 総計
- 66人
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箱根駅伝出場を目指す国立大学の本気の挑戦!サポーター募集中!

#スポーツ
- 総計
- 139人
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徳島の眉山に咲く花から採取した天然酵母でクラフトビールを作りたい!

#まちづくり
- 現在
- 574,000円
- 支援者
- 53人
- 残り
- 40日
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透析療養中の料理人の新店舗【熟成トンカツはせがわ】オープン応援
#フード
- 現在
- 1,700,000円
- 支援者
- 99人
- 残り
- 30日
プロジェクト本文
終了報告を読む
爆発的に拡大する宇宙空間利用、
未来の宇宙経済圏を支える
宇宙の光通信ブロードバンドネットワークを
2022年までに実現する。
筑波大学発ベンチャー、
ワープスペースの挑戦における
大きな一歩を多くの方々と共に踏み出したい。
その思いから、私たちワープスペースは、
このクラウドファンディングを立ち上げました。
人工衛星は、地上と通信をしなければ「ただの箱」でしかありません。
そして現状、その通信を分かりやすく表現すると、インターネットの歴史における「ダイヤルアップ通信」のような発展途上にあります。地球と通信できるタイミングが非常に制限されているために、地球観測データをはじめとする有益なデータが必要十分に収集しきれていません。
そこで私たちが実現しようとしているのは、「高速光通信ブロードバンドネットワークを宇宙でも実現する」という、世界初、いえ、宇宙初の通信インフラです。
宇宙における光通信の研究的実証は、2005年に日本と欧州の衛星間で世界初の双方向光通信が成功したことを皮切りに、日本と欧州がリードしてきました。そもそも実証された技術としては、日米欧の3者しか持っていません。
ワープスペースは、その先人たちの技術や蓄積を継承し、世界初の宇宙空間の高速インターネットサービスプロバイダーを目指します。
宇宙空間に常時高速通信ネットワークを確立できれば、私たちはより多くの情報を、よりリアルタイムに人工衛星から取得することが可能です。
これにより私たちの普段の生活にも下のようなポジティブなインパクトをもたらします。
・天気予報の精度が大きく向上する
・大規模災害の予測や発生後の被害状況の把握・保険算定などの対応策のスピードがリアルタイムに近づく
・より効率的かつ安全な道路や街のインフラ整備、メンテナンスなどが可能になる
また、中長期的には、将来人類が宇宙で旅行をしたり、居住をしたりする未来において非常に重要な「途切れない宇宙インターネット」の実現に繋がります。
この宇宙規模の新たな挑戦を、ぜひご支援ください!
そして、歴史の目撃者にぜひなってください!
日本発の通信衛星スタートアップが、
次代の宇宙空間通信における
グローバルスタンダードに!
こんにちは、株式会社ワープスペースCEOの常間地です。
私たちワープスペースは、2011年に筑波大学で創設された大学衛星プロジェクト「結」を源流とする筑波大学発宇宙ベンチャーです。これまで8年間にわたり「超小型衛星×通信」にフォーカスして、研究開発を続けてきました。
超小型衛星と聞いて、皆さんは何を想像されるでしょうか?
イーロン・マスクのSPACE X社や、堀江貴文さんが創業に関わったインターステラテクノロジズ社(いわゆる「ホリエモンロケット」)など、ここ1~2年で宇宙開発の新しい動きがメディアで取り扱われるようになりました。
しかし「超小型衛星」については、まだ多くの方にとっては耳馴染みのないものだと思います。
超小型衛星とは…
一般的には100キログラム以下の人工衛星のことを指します。
皆さんが想像するような大型衛星(1トン以上)とは比べ物にならないくらい小さな衛星です。しかし、実はすでに宇宙にある衛星の半数以上はこの超小型衛星なのです。
なかには、数キログラムの衛星を使って、1日1回地球上のあらゆる地点を撮影し、金融企業などに販売しているスタートアップもあります。
今後の宇宙空間利用における3つの課題
課題1.衛星が地球に近すぎて通信しづらい
これまでの大型衛星は、かなり遠い軌道(3万6千キロメートル、静止軌道など)にあるため、地球を広く見渡す位置で地球と通信をしています。そのため地上のいくつかの地点にアンテナがあれば、衛星からのデータを容易に受信することができました。
しかし、最近の衛星は、地球に近い軌道(地上500~800キロメートル)を周っているため、地球全体を見回すことができません(低軌道衛星)。1周90~100分という超高速で周っており、地上の1地点と通信できる時間は1日30分程しかありません。
地球に近いことで、小型のカメラでも大型衛星に匹敵する精度で地球を撮影することができるなど大きなメリットがある反面、その撮影・取得したビッグデータを地球に送る通信の面では大きな課題を抱えることになったのです。
課題2.地球は海で覆われている
低軌道衛星との通信機会をより多く確保するためのソリューションとして現在世界で主に行われているのは、地上側のアンテナ設備(地上局)を数多く世界中に設置することです。
もちろんこの方法で通信頻度を高めることはある程度は可能です。ただ、地球の表面積の約7割を占めている海の存在を忘れてはいけません。
地球を高速で周回している低軌道衛星を補足して通信し続けるためには、地上局の精密なコントロールが必要になってきます。しかし、海上でそれを実現することは、技術的にもコスト的にもほぼ不可能といえます。
課題3.衛星・地上間の電波通信用の周波数が全然足りない
人工衛星と地上の間の通信には、基本的に電波通信が用いられています。電波通信である以上、ある一定の周波数を事前に確保しておく必要があり、ITU(国際電気通信連合)という国際組織がこれを調整しています。
しかし、まさにこの仕組みが曲者なのです。
少数の大型人工衛星を運用していた時代では全く問題にならなかったのですが、数十機以上の低軌道衛星をまとめて運用する方式(コンステレーション)が主流となっている現在においては、この周波数の確保における手続きが、衛星事業者にとって非常に大きな負担となってしまっています。
この手続きは事業者1社ごとではなく、1機1機の衛星ごとに申請・登録をしなければいけないことになっており、たった1機の手続きに最短でも1年、最長4~5年はかかります。
低軌道衛星のコンステレーション運用は観測精度が大幅に向上し、コスト面でも大きなメリットがあるのですが、この周波数確保の仕組み(国際周波数調整)が足かせとなっています。このことは宇宙新産業の進歩を妨げることにも繋がっていると考えています。
ワープスペースが実現を目指す
光空間通信ネットワークが課題を解決!
私たちワープスペースはまさに、これらの課題を解決するために、光空間通信機能をもった超小型の中継衛星を用いた、低軌道衛星向け衛星間高速通信ネットワークを2022年までに実現します。
ユーザー(地球観測衛星事業者)は、ワープスペースが供給する超小型の光空間通信ターミナルを彼らの衛星に搭載するだけで、中継衛星に遠隔で接続することができます。
光空間通信は電波による通信に比べて制御が難しいなどの技術的なハードルがあるのですが、非常に高速な通信を実現することが可能で、最大24時間365日の通信サービスをユーザー衛星に届けることができます。
6機の中継衛星が、低軌道衛星がどこにいても常に補足できる軌道で周回して通信可能な環境を常に維持するため、もはや通信機会が地上のアンテナ設備の数や位置などに左右されることはありません。もちろん海の存在も無視できます。
加えて、衛星間の通信を電波通信ではなく光空間通信で行うため、ユーザーを国際周波数調整の負担から開放できます。これは、宇宙空間利用において非常に大きな革命です。
つまりこれを実現すれば、人工衛星の打ち上げが更に加速します。宇宙産業自体が領域、規模ともに、より拡大していくでしょう。
そして、宇宙空間と地球との間での通信インフラが太く速くなればなるほど、地球をリアルタイムに、様々な側面(可視光、赤外線、レーダーなど)で大量に観測することが可能となります。
今のGAFA(Google, Amazon, Facebook, Apple)などITビジネスの巨人は、地上のインターネットにおける膨大なデータの上に成り立っています。宇宙高速通信ネットワークが確立をすれば、同じことが宇宙空間でも起こり、地球観測ビッグデータを用いた新しいビジネスやサービスが次々と生まれていくことでしょう。
冒頭に、「宇宙産業のイノベーションは私たちの普段の生活にポジティブなインパクトをもたらす」と書きましたが、その変化は誰も正確に予測できるものではありません。
かつてインターネットが初めて一般化されたころ、もしくは初めてAmazon.comがリリースされたとき、多くの人々はそれによって生活が変わるとは信じていませんでした。誰も具体的にそれを予測することは出来ていなかった。しかし実際、世界は変わりました。新しいインフラが出現するということはそういうことではないでしょうか。
ぜひそのパラダイムシフト、ゲームチェンジの瞬間に、皆さんにも参加してもらいたい。心からそう願います。
※光空間実証試験(茨城県で実施予定)をご見学いただけるリターンなど、実際に私たちワープスペースのプロジェクトを実際に体験していただけるリターンもご用意しています。
クラウドファンディング資金の用途
ワープスペースは筑波大学発ベンチャーですが、大学の枠を飛び越えて素晴らしい方々とコラボレーションさせていただいています。
アドバイザリーボードには、元ソニー会長の出井さん、タリーズコーヒージャパン創業者の松田さん、JAXA元理事の小澤さん、Forbes Japan副編集長の谷本さんに参画していただき、ご支援いただいています。また技術面では、各専門研究機関との連携を進め、光空間通信分野における第一人者のひとり、東海大学の高山先生にもサポートをいただいています。
私たちワープスペースのコアにある強みは「小さな衛星のなかで出来るだけ高い効率で通信を処理する実績とノウハウ」にあり、その技術と私たちのパートナーである光空間通信ターミナルの開発会社(2月公表予定)とのタッグで2022年の中継衛星の打上げまで、着実に歩を進めていきます。
光空間通信は、研究実証レベルではNASAやJAXAにおいていくつかの成果がありますが、小型かつ宇宙空間においてネットワーク化された光空間通信を実現した事例はまだありません。つまり、これを実現することが出来れば、間違いなく世界初の取組みなのです。しかし、だからこそ私たちワープスペースは、このビジョンの実現可能性をステップバイステップで証明していかなければなりません。
まずは今年の4月に地上で光空間通信の実証試験を行います。
それを皮切りに徐々に難易度をあげて2021年には宇宙空間での実証を行い、2022年の本番稼働へと向かっていきます。今回のクラウドファンディングでは、まさにこの第一歩目の実証試験となる地上試験にかかる費用を中心に募らせていただきます。
正直、光空間通信の実証試験には、例え地上であっても1000万円を超える多額の費用が必要です。
<資金の内訳>
試験用光通信モジュールの加工費
試験場の利用料
試験用機材の製造費、利用料
など
特に試験用光空間通信モジュールの準備・加工、その他試験用の機材の製造・利用には高額な費用が必要となりますので、いただいたご支援は主にこれらの項目に使用させていただきます。
宇宙新時代の新しい社会インフラを
宇宙ベンチャーは、私たちワープスペースも含め、非常に長いスパンでビジョンの実現に向かって走り続けています。出資のお願いをさせていただく際には実現性や蓋然性がなかなか伝わらないことも多くあり、創業以来非常に苦しい時期を、気持ちで応援してくれる個人投資家を中心とする株主の方々(前述の出井さんや松田さんなどもワープスペースの株主です)のおかげで、なんとかコツコツ乗り越えてきました。
(写真)昨年7月のアドバイザリーボードの様子
私たちワープスペースの個人株主は現時点(2020年1月)で17名もいます。誤解を恐れずに言えばこの全ての個人株主の方々は、将来的な投資収益ではなく、ワープスペースの描くビジョンや私たちそのものに投資をしてくださっています。中には「宇宙産業に関われる機会は滅多にないから、こういった機会をくれてありがとう」と投資をしてくれる方もいました。
そして今、私たちワープスペースの挑戦的なビジョンを実現するためには、次のステージに進むことが必要です。
近頃では日本でもispace社やSynspective社など、累計で100億円以上の資金調達を達成するビッグベンチャーが生まれてきました。私たちも今後は、より多くの資金を確保していかなければなりません。
私たちワープスペースがその次のステージに向かい、より大きな挑戦の舞台に立つために必要な条件が、明確に一つあります。
それは、「目に見える形で技術実証をすること」です。
今回の地上で行う光空間通信の実証試験が、まさその条件です。ぜひ皆さんのお力をいただいて、皆さんと一緒に次のステージに向かっていきたいと思っています。
素晴らしい人材に集まっていただいているとはいえ、まだまだ小さなスタートアップです。皆さんの応援とご支援は確実に、ワープスペースが日本発の通信衛星スタートアップとして、次代の宇宙空間通信におけるグローバルスタンダードとなるための大きな力となります。そして、皆さんとともにそれを実現していきたいと強く願っています。
ぜひ一緒に、宇宙新時代の新しい社会インフラの仕組みを創っていきましょう。
どうか、ご支援ご協力よろしくお願いいたします。
<プロフィール>
常間地 悟(株式会社ワープスペース 取締役CEO)
19年1月就任。 筑波大学在学中(20歳)に最初の起業。これまでに4社の立ち上げに携わる。(うち1社ベトナム)。 主にITスタートアップ等の創業メンバー/役員として経営戦略、ブランディング、法務、財務等を主に担当してきた。 現在、マルチアントレプレナーとしても活動し、筑波大学出身の経営者で組織するインキュベーション団体では理事として次代のスタートアップの育成をしている。2016年11月~2018年12月まで、当社社外取締役。
ーーーーー
本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。)
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プロフィール
筑波大学発の宇宙スタートアップとして2016年8月に始動したワープスペースは、筑波大学で人工衛星開発プロジェクトを立ち上げ開発を進めてきました。これまでJAXAの公募に採択されるなど、2機の衛星打ち上げを経験してまいりました。 宇宙や人工衛星に対する高い専門性に加え、JAXAをはじめとした研究開発機関とのパートナーシップ、筑波研究学園都市が擁する豊富な実験試験設備を強みに、日々開発を進めています。 超小型衛星群を使った世界初の光空間通信ブロードバンドネットワークで、宇宙を総オンライン化することを目指します。5年で2倍成長、2兆円規模の地球観測市場では昨今、観測衛星の爆発的な増加と低軌道化によって、衛星から画像データを送るための通信インフラがパンクしており、ここを根本的に解決するソリューションです。 衛星間を光通信で結ぶため、最大1Gbps/24時間/365日データリンクが可能となります。
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リターン
3,000円

【学生限定】お気持ち支援プラン
学生さん限定のリターンの発送を要しないプランです。ご支援いただいた金額から手数料を差し引いた全額が本プロジェクト経費にあてられます。
・サンクスメール
・HPへのお名前掲載(希望者のみ)
- 申込数
- 5
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年4月
6,000円
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【学生限定】お気持ち支援プラン(報告書付き)
学生さん限定のリターンの発送を要しないプランです。プロジェクト報告書(PDF)をEメールでお送りいたします。ご支援いただいた金額から手数料を差し引いた全額が本プロジェクト経費にあてられます。
・サンクスメール
・プロジェクト報告書(PDF)
・HPへのお名前掲載(希望者のみ)
- 申込数
- 5
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年7月
3,000円
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【学生限定】お気持ち支援プラン
学生さん限定のリターンの発送を要しないプランです。ご支援いただいた金額から手数料を差し引いた全額が本プロジェクト経費にあてられます。
・サンクスメール
・HPへのお名前掲載(希望者のみ)
- 申込数
- 5
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年4月
6,000円
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【学生限定】お気持ち支援プラン(報告書付き)
学生さん限定のリターンの発送を要しないプランです。プロジェクト報告書(PDF)をEメールでお送りいたします。ご支援いただいた金額から手数料を差し引いた全額が本プロジェクト経費にあてられます。
・サンクスメール
・プロジェクト報告書(PDF)
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- 申込数
- 5
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年7月
プロフィール
筑波大学発の宇宙スタートアップとして2016年8月に始動したワープスペースは、筑波大学で人工衛星開発プロジェクトを立ち上げ開発を進めてきました。これまでJAXAの公募に採択されるなど、2機の衛星打ち上げを経験してまいりました。 宇宙や人工衛星に対する高い専門性に加え、JAXAをはじめとした研究開発機関とのパートナーシップ、筑波研究学園都市が擁する豊富な実験試験設備を強みに、日々開発を進めています。 超小型衛星群を使った世界初の光空間通信ブロードバンドネットワークで、宇宙を総オンライン化することを目指します。5年で2倍成長、2兆円規模の地球観測市場では昨今、観測衛星の爆発的な増加と低軌道化によって、衛星から画像データを送るための通信インフラがパンクしており、ここを根本的に解決するソリューションです。 衛星間を光通信で結ぶため、最大1Gbps/24時間/365日データリンクが可能となります。