ホンダのピュアスポーツモデル『シビックタイプR』が高い人気のため注文受付を一時停止したことを受け、SNSでは自動車ファンを中心に話題が広がっている。
シビックタイプRは2022年9月の発売時、生産計画台数を400台/月としていたが、注文が殺到。一時は年単位の納期も見込まれたが、受注停止を度々おこないながら増産にも対応してきた。1月23日発売の「レーシングブラックパッケージ」に合わせて受注を再開したものの、予想を上回る人気となり改めて受注停止となったようだ。
「レーシングブラックパッケージ」は、シビックタイプRにさらなるスポーティさと上質感を加えた特別仕様車で、インテリアがブラックで統一されているのが最も大きな違いであり個性となっている。
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ダッシュボードやドアライニングにはウルトラスエードを採用。光の反射を抑え、より洗練されたコックピット空間を演出する。シートやステアリング、シフトブーツなどには専用のステッチが施され、細部まで特別感が漂う仕様となっている。さらに、自動防眩ルームミラーやワイヤレス充電器など、快適性を高める装備も充実。価格は599万8300円と設定されており、プレミアムな仕上がりとなった。
シビックタイプRは、2.0リットル直列4気筒VTECターボエンジンを搭載し、最高出力330ps・最大トルク420Nmを発揮。トランスミッションは6速MTのみの設定で、軽量かつ剛性の高いボディと相まって、圧倒的な走行性能を実現。サスペンションは専用チューニングが施され、サーキット走行にも対応する高いコーナリング性能を誇る。ブレーキはブレンボ製の4ポッドキャリパーを採用し、優れた制動力を提供。さらに、専用エアロパーツやリアウイングが空力性能を向上させ、高速域でも安定した走行を可能にしている。
X(旧Twitter)では、「また転売が原因か!?」「転売ヤーが原因なら、迷惑だよな~」「欲しいクルマも買えない時代…」などさまざまな声が寄せられている。
「いつの日か受注が再開されたらシビックタイプR買います!」「受注再開までに貯金をしておきたい」など、受注再開を願う声や、購入予定の貴重なコメントが見られた。また、「購入したかったけど、縁がなかったんやな」と購入を諦めるユーザーも。
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ほかにも「欲しい人が定価で買えるようにしてほしい」「欲しいクルマは即注文すべしですね」「キャンセル枠回ってこないかな笑」といったコメントも上がっていた。
シビックタイプRの再度の注文停止は、その人気の高さを証明すると同時に、本当に購入を望むユーザーにとっては悩ましい状況となっている。転売問題への懸念や供給不足への不満がSNSでも広がっており、メーカーの対応も求められる。特別仕様「レーシングブラックパッケージ」の登場でさらに人気が高まるシビックタイプRだが、今後の販売再開のタイミングや供給体制の改善にも注目が集まる。