レビュー
『ドーン・オブ・ザ・デッド』に興奮したもんで、久しぶりにオリジナルの『ゾンビ』でも観ようかと思ったら、すでにDVDは廃盤ときた。仕方なく中古で買おうとしたけれど、3万円超の異常なプレミア価格にビックリ! そんな経験をした人に朗報、ついに『ゾンビ』が再発されたのだ。しかも、以前のディレクターズ・カット版とも、ダリオ・アルジェント監修版とも違う、アメリカ劇場公開版での発売である。人によって思い入れのあるヴァージョンは違うだろうが、アルジェント版ほど短くなく、ディレクターズ・カット版ほど冗長でないこのヴァージョンが、個人的には一番バランスがいいように思う。ヘリカット・ゾンビも出てくるしね。さまざまな特典を収録した北米盤に比べると、仕様は見劣りするものの、画質に関してなら過去最強だろう。あとは全ヴァーションと『ドキュメント・オブ・ザ・デッド』を収録したボックスを期待したいところだが、メーカーさんいかが? (伊東美和) --- 2004年09月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
製作: リチャード・P.ルービンスタイン/クラウディオ・アルジェント/アルフレッド・クォモ 監督・脚本: ジョージ・A.ロメロ 脚本・音楽: ダリオ・アルジェント 撮影: マイケル・ゴーニック 特殊メイクアップ・出演: トム・サヴィーニ 音楽: ゴブリン 出演: デヴィッド・エムゲ/ケン・フォーリー/スコット・H.ラインガー/ゲイラン・ロス/デヴィッド・クロフォード
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)