ウェブの本質を突いていて、いまだに新しい本と言える。抽象的で具体的なものを求める本ではない。1998年に原著が書かれたと思えば十分に未来を見据えているだろう。一読の価値あり。
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アンビエント・ファインダビリティ ―ウェブ、検索、そしてコミュニケーションをめぐる旅 単行本(ソフトカバー) – 2006/4/1
Peter Morville
(著),
浅野 紀予
(翻訳)
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どんなに有益な情報がネットワーク上に存在していたとしても、ユーザが見つけることができなければ、何の意味もありません。
その「見つけやすさ」を表す新しい考え方が「ファインダビリティ」です。
また、「アンビエント」はブライアン・イーノの「アンビエント・ミュージック」に触発された言葉で、
無線ネット接続、モバイル機器、GPS、RFIDなどの技術によって可能になった、
いつでも、どこでも、誰でも(モノであっても)、ネットワークに接続可能な世界を表しています。
本書は情報アーキテクチャの第一人者である著者が、「見つけること」に関する技術の歴史、情報に関する先人の研究、ネット上の新しい動き(ロングテール、タギングなど)、自身の個人的な体験をもとに、
「ファインダビリティ」とは何か、ネットワークが「アンビエント」になりつつある世界で、われわれはどこへ向かっているのか、を考察する意欲的な書籍です。
ウェブの制作、ビジネスに関わる方に新しい視点を提供します。
その「見つけやすさ」を表す新しい考え方が「ファインダビリティ」です。
また、「アンビエント」はブライアン・イーノの「アンビエント・ミュージック」に触発された言葉で、
無線ネット接続、モバイル機器、GPS、RFIDなどの技術によって可能になった、
いつでも、どこでも、誰でも(モノであっても)、ネットワークに接続可能な世界を表しています。
本書は情報アーキテクチャの第一人者である著者が、「見つけること」に関する技術の歴史、情報に関する先人の研究、ネット上の新しい動き(ロングテール、タギングなど)、自身の個人的な体験をもとに、
「ファインダビリティ」とは何か、ネットワークが「アンビエント」になりつつある世界で、われわれはどこへ向かっているのか、を考察する意欲的な書籍です。
ウェブの制作、ビジネスに関わる方に新しい視点を提供します。
- 本の長さ241ページ
- 言語日本語
- 出版社オライリージャパン
- 発売日2006/4/1
- ISBN-104873112834
- ISBN-13978-4873112831
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
アンビエント・ファインダビリティ ウェブ、検索、そしてコミュニケーションをめぐる旅
ファインダビリティとは、情報の「発見のしやすさ」や「識別しやすさ」のこと。どんな有益な情報があっても、それを欲しがっている人が見つけられなければ存在しないも同然だ。検索エンジンの進歩により、ネット上のあらゆる情報が見つけやすくなるなか、そのファインダビリティの重要性が改めて注目されている。本書は地図や路線図、Web検索など、「発見のしやすさ」を向上させてきた過去の手法を振り返りながら、ファインダビリティの本質的な意味を浮き彫りにする。
ファインダビリティとは、情報の「発見のしやすさ」や「識別しやすさ」のこと。どんな有益な情報があっても、それを欲しがっている人が見つけられなければ存在しないも同然だ。検索エンジンの進歩により、ネット上のあらゆる情報が見つけやすくなるなか、そのファインダビリティの重要性が改めて注目されている。本書は地図や路線図、Web検索など、「発見のしやすさ」を向上させてきた過去の手法を振り返りながら、ファインダビリティの本質的な意味を浮き彫りにする。
(日経コンピュータ 2006/06/26 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
登録情報
- 出版社 : オライリージャパン (2006/4/1)
- 発売日 : 2006/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 241ページ
- ISBN-10 : 4873112834
- ISBN-13 : 978-4873112831
- Amazon 売れ筋ランキング: - 749,980位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 552位情報学・情報科学全般関連書籍
- - 15,736位電気・通信 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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インフォメーションアーキテクト/翻訳者。情報アーキテクチャという専門分野のパイオニアの一人、ピーター・モービルの『アンビエント・ファインダビリティ』を皮切りに、情報技術関連書籍の翻訳を手がける。現在、オンラインメディア「ÉKRITS / エクリ」(http://ekrits.jp)の制作者および執筆者として活動中。
カスタマーレビュー
星5つ中3.7つ
5つのうち3.7つ
14グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2008年7月7日に日本でレビュー済みAmazonで購入目的とする情報までの経路方法から、findabilityが進んだ世界での情報の捉え方、ソシオセマンティックWEBにおける情報や要素の分類体系、またそれによって変化している社会までを、多様な学術見地(生物学、社会学、中国の思想、心理学、犯罪学などなど)によって考察された書籍です。
ただ、原文は見てないのですが、読んでいくうちに話のつながりが急であったり、突然展開が変わったりと編集が弱い印象を受けました。
- 2009年4月9日に日本でレビュー済みAmazonで購入さまざまな情報を実世界や WWW からみつける (みつけられるようにする) ことに関する本である.カラー写真を駆使して論じる個々の話題はおもしろい.しかし,それらの関係はアンビエントである.「アンビエント・ファインダビリティ」ということばの意味もよくわからないままである.もうすこしはっきりしたものがほしい.
- 2008年1月9日に日本でレビュー済みAmazonで購入「デジタル化」と「ネットワーク化」の進展の伴って、社会に流通する情報量
が文字通り「爆発的」に増大してきた。
情報の「送り手」は「受け手」に対していかにして、莫大な情報の中から自分
の発する情報を「見出して」もらいさらに「関心を持って」もらえるかに注力す
る必要がある。同じことは「受け手」の側についてもいえて、情報の洪水の中か
ら自分に必要な価値ある情報をいかにして選び出すか、どうすれば価値ある情報
を選び出すことができるのかということにおのずと関心が向く。
本書は、そういった状況下において情報の見つけやすさとともに価値ある情報
をいかにして見分けるのかということについて、現状を分析し抽象化されたひと
つの「解釈」である。「抽象化」されていることと「解釈」であることを念頭に
置かなければ、本書は?????の珍書でしかないのかもしれない。
せっかく、カラー写真をふんだんに使って楽しさ、親しみやすさを感じさせる
レイアウトなのに、なにぶん翻訳があまりに直訳すぎで硬いのでしっかり読むと
非常にくたびれる。もうちょっと、内容を噛み砕いて意味をとった上で和訳して
もらいたかったなあと思う。
しかし、内容的には非常に考えさせられるものが多くあり、エキサイティング
な内容になっていると思う。
- 2010年1月9日に日本でレビュー済みAmazonで購入最新のアーキテクチャを踏襲しながらも、既存の経路探索に軸足を置いた情報システムの設計、インタラクションの在り方を説いた骨のある良書。
古今東西のナレッジを織り込み、ウィットに富んだ、同社には珍しい技術書というよりも啓蒙書。
- 2011年3月14日に日本でレビュー済みAmbient Findability、直訳すると「いつからどこからでも発見する能力」といったところでしょうか。
Googleに代表されるような検索エンジンやツールのおかげで、私たちはインターネットとWebブラウザが無かった時代にくらべて、格段に「欲しい情報を探しやすく」なっています。しかし、それと同時に、社内のイントラネットなどではまだ「探したい情報があるはずなのに探せない」状態も生まれています。
SEO対策で、検索エンジンの検索結果上位に入るためのハウツーを紹介した書籍は多くありますが、本書はさらに一歩踏み込んだ内容となっており、情報工学分野の入門的な書籍としても使えるのではないでしょうか。
そして読み進めるにつれ、IT全盛時代になろうがなんだろうが、検索エンジンを創るのも、情報を提供するのも結局は「人間」であることを改めて認識しました。情報の大洪水の中、デマに惑わされずに生き残るには? そんなことを考えさせられる1冊です。
- 2008年9月27日に日本でレビュー済み文中に紹介される言葉、
「未来は今日存在している。ただ不均等に分布しているにすぎない」
とはSF作家のウイリアム・ギブスンのものであるが、
今日存在している未来の破片をいち早く探し集めて、
くみ上げた者が次のタームのルール提起権を握るような気がしてならない。
それが意図的にできたら誰もがヒットメーカになれるのだろう。
そんな風になれるかわからないけど、
なれたらいいななんて思う方には参考として
「今日からはじめるアクセシビリティ」
というタイトルで著者が考案したという要素のリストアップが
非常に的を得ているような気がする。
・役に立つこと
・使いやすいこと
・望ましいこと
・探しやすいこと
・アクセスしやすいこと
・信頼に値すること
・価値を生み出せること
情報化社会における情報の可用性は
「findability=探しやすいこと」に尽きるのであろう。
パブリックな場にあり探しえない情報は
情報の分母を増やして他の有益な情報を探しづらくしてるという意味において
情報の欠落にも劣るのである。
この本は
見つけうる情報の作り方、設置の仕方、
そんなことをこの本は強く意識させてくれる。
意識してなかったことを意識しないとならないことを
気がつかせてくれる。
発想の転換希望者で
かつ
「ウェブ進化論」あたりでは物足りない方におすすめ。
- 2007年6月15日に日本でレビュー済み転職していくつかの会社に移動したが、どこでも問題になるのが
「欲しい情報がどこにあるのかわからない」
と言うことだ。各会社とも、長く勤めている人はそれなりのノウハウを持っているが、大抵は暗黙知で他人に説明できない。これは多くの企業で共通しているのではないだろうか?
Google のお陰で、インターネットでのもの探しはやりやすくなった。しかしイントラネットは相変わらずだ。あらゆるものを計算機上に搭載し、ページ構成を熟慮し、そのサーバ上の検索は自在にできるようにしてもなお…「欲しい情報を探すためのノウハウページ」が乱立する。
このような状態に『なぜ、陥るのか』。根本的に何かを見落としているとして、それは何なのか?? その答がこの本にある。
あなたがいる「環境」における、情報の「探し方」や「探しやすさ」というのは、都市計画から Web Page デザインにたるまであらゆる所に存在し、共通した概念だと言うことを、なぜ人は迷子になるのかその理由に、気が付かせてくれる、この本は歴史的名著とさえ言えよう。