約1200年頃、bounという言葉で「出発する準備ができている」という意味がありました。その後「出発するか、出発しようとする」(約1400年頃)という意味に変わりました。これは古ノルド語のbuinn（bua「準備する」の過去分詞であり、「住む、生活する」という意味もあります）に由来し、ドイツ語族の祖語であるプロトゲルマン語*bowan（古代高地ドイツ語のbuan「住む」、古代デンマーク語のboth「住居、小屋」と関連しています）から来ています。そして、これはPIE（印欧祖語）の根である*bheue-「存在する、成長する」と関連しています。最後の-dはおそらく形容詞であるbound (adj.1)と関連づけされることで生まれたと考えられます。

「多くの茎を持つ木本植物」は、古英語の bysc（地名に見られる）から来ており、西ゲルマン語の *busk「低木、茂み」（オールド・サクソン語や古高ドイツ語の busc 、オランダ語の bosch 、bos 、ドイツ語の Busch も同源）に由来しています。また、古フランス語の busche（「薪」の意）や中世ラテン語の busca（イタリア語の bosco 、スペイン語の bosque 、フランス語の bois の語源でもある）と結びついた可能性があります。これらはおそらくゲルマン語源です（Boise と比較）。

イギリスのアメリカ植民地では、未開拓地に適用され、南アフリカでは「町とは対照的な地方」（1780）を意味し、おそらく同じ意味のオランダ語の bosch から来ています。また、「酒場の看板として木の枝を掲げること」を意味する「good wine needs no bush」ということわざがあります。また、「（特に女性の）陰毛」という意味は1745年から使われています。

「beat the bushes」（15世紀中頃）は、鳥を起こして他の人がネットで捕まえるために鳴らす方法であり、もともとは「beating around the bush」（beat（v.）を参照）と同じ意味でした。