50年も前からハイテクだった?
こちらは1961年に世界初のリモコン装備のカラーテレビを華々しくRCAビクターが発売した当時の様子を伝えている動画なんですが、意外にも非常に高機能でした。ただチャンネルを変えられるのみならず、音量から色調、輝度コントラストまで細かく調整できそうな充実ぶりですよ。初めて誕生してきたリモコンなんて、ごくごくシンプルな単純構造なんて思っていたのに驚いちゃいましたね~
おまけにテレビ本体も当時としてはセレブに高級感あふれるデザインで、きちんとリモコンを収納するスペースまで本体内に備えています。レトロな復刻版でよみがえらせたら、いまでも十分に人気が出るかもしれません...
思うにボクの小さな頃に家にあった大きなステレオコンポのリモコンも、恐ろしくボタンの数が多くて操作方法の解読に悩むこともしばしばだったような覚えがあります。ビデオデッキにしても、携帯電話にしても、もしかして昔のほうがインターフェースは複雑だったのかな? iPhoneがフロントサイドにはホームボタンしか搭載してないシンプルさに最初はビックリした人も多かったかもしれませんが、こうやって技術革新は単純さを追求する方向に進んできてもいるのでしょうか?
Casey Chan(米版/湯木進悟)