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紙に求められる機能とは、用途によりコスト(薄さ)や軽さ、高級感や保存性、可読性や強度などさまざまである。
8月31日にJAGATにおいて、プリバリセミナーが開催された。今回は、紙をテーマにその訴求力の高さと用途の多様性について講演が行われた。 当日は、JAGAT参事 相馬謙一がオリエンテーションを務め、紙の専門商社である(株)竹尾 新事業開発室 マネージャー 古俣和宏氏に講演いただいた。
まず、紙の選び方の基準として、紙に求める機能から説明された。紙に求める機能の代表的なものとして、新聞、チラシ、DM、カタログ、図録、書籍、包装紙などへの要求機能などがあり、新聞であれば、文字情報伝達+タイムリー性であったり、チラシであれば、多量+コスト(薄さ)+低再現性、DMであれば、レスポンス(感性)+軽さ+情報、カタログでは、再現性+高級感、図録は、再現性+保存性、書籍は、可読性+保存性、包装紙であれば強度である。
そして、そうしたことを実際に聴講者の方に実感してもらうために、同社のファインペーパーのサンプルを配布し、それらの特徴と用途について説明された。まずファインペーパーとは、品質の優れた、上品な、洗練されたという意味で、デザインイメージを適切に表現できる素材として開発された。それには、アート紙やコート紙にはない奥深い表現力がある。
用紙サンプルの種類と用途例は以下のとおり説明された。
以上に見たように、紙が五感の伝達に通じる機能を有していることが実物を通して説明された。
「プリバリ印 」 9月10日発売 【特集:紙の力、紙の醍醐味】
8万部を発行した阿修羅展図録の制作裏について、使用した紙の話を中心に徹底レポート。
その他、環境と共生する紙資源や世界の紙事情の特集と、紙を扱うビジネスをする方に是非ご一読いただきたい一冊。
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