「お気に入りの筆記具」は、ただ文字を書くための使い捨ての道具としてではなく、より便利でクリエイティブな気分にさせてくれるものです。そのお気に入りが手頃な価格であれば、さらに嬉しいですね。ということで、今回は米Lifehackerが読者と選んだ「安くても良質な筆記具ベスト5」をご紹介いたします。

登場するモデルの種類が非常に多かったため、今回はブランドごとのグループとしてまとめて紹介します。米Lifehackerでは紹介しきれないほどたくさんの投票をいただきましたが、やむを得ずトップ5に絞りました。パイロット(G2, V5/V7, Varsity, G-Tech/Hi-Tecシリーズ)

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パイロット製品は、筆記用具がただの役に立つ道具ではないことを見せつけました。初めて出会った場所がどこであっても、きっとあなたは覚えているでしょう。特に「G2」シリーズの書きやすさ、スムーズな書き心地、安価で幅広いラインアップには眼を見張るものがあります。「V5」、「V7」シリーズにおいても、たくさんの方から「長い間、愛用している」という意見をたくさんいただきました。万年筆をお探しの方には「Varsity」の使い捨てタイプがオススメです。

Photo by hades2k.

ゼブラ(サラサ、 F/G-301、 F-701、 F-402シリーズ)

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ゼブラ製品のほとんどの人気モデルは、トレードマークであるスチール製ボディのメタリックなデザインで有名です。 きっとたくさんの人がゼブラ製品を始めて手にした時に、唯一無二の存在であると思ったでしょう。シャープでエレガントな見た目はもちろん、使って楽しいボールペンなのです。

全てのモデルがスチール製というわけではありません。ゲルボールペンの「サラサ」シリーズが良い例でしょう。全体が透明でグリップが柔らかく、文字も書きやすいです。その他、ゼブラ製品の優れた携帯性とデザインについての賞賛コメントが目立ちました。ゼブラ製品のほとんどがユニボディを採用しているので、ポケットやバッグへ簡単に入れることができ、キャップを失くしてしまう心配もいりません。さらに、使い心地も抜群です。

Photo by J Wynia.

ユニボール (ジェットストリーム、 シグノ、オニキス、ヴィジョンシリーズ)
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速乾性の「ジェットストリームシリーズ」、にじまず早く文字が書けるようデザインされたもの、リッチな書き心地のもの、「シグノ」や「ゲルライン」のスムーズな書き心地の黒インク、 実用的でさらにスムーズな黒インク、水性ボールペン「ヴィジョン」や「オニキス」ラインの自由で流れるような動きなど、ユニボールブランドはサイズやデザインなどが非常にさまざまで、どれもたくさんの人に愛用されています。

ユニボールはどんなライティングスタイルにも対応できるよう作られており、長時間の利用にも適しています。手頃な価格なので、いくつか所持してオフィスや自宅にそれぞれ置いて使い分けることもできますね。どのモデルを使っても、きっと気に入るでしょう。

Photo by Brett Jordan.

ラミー(サファリ、アルスター、ビスタシリーズ)

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ラミー製品はモダンなステンレス製で、「筆記具にはあまりお金を使いたくないけれど、使いやすさと見た目の良さも大切」という方からもたくさんの賞賛コメントが寄せられました。 単色クリップデザインの「サファリ」ライン、ゲルボールペン、水性ボールペン、もしくはさらにメタリックトーンの「アルスター」、透明の「ビスタ」、お洒落なデザインが高く評価されている「アクセント」など、たくさんの人がラミーの手頃な値段とスムースでエレガントな書き心地に魅了されています。

Photo by vinyleraser.

シャーピー(ペン リトラクタブル)

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元々、シャーピーは油性マーカーで有名なメーカー。しかし、近年販売されているシャーピーのノック式水性ペンも、紙の裏側までインクが染みず、油性マジックと同等の品質です。シャーピーの中細と極細のペンの先端は柔らかく、スムースなタッチで、とても文字が書きやすいのです。米Lifehackerの読者は、簡単に入手できるところもポイントが高いと評しました。替えのインクはありませんし、デザインがとても優れているというわけではありませんが、 一度使えば納得できる優れたペンだと思います。シャーピーはペンの開発に大変苦労したそうですが、使ってみる価値アリです。

Photo by redspotted.

さて、これでトップ5が出そろいました。以下が全体の投票結果です。

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今回の投票のほとんどが驚くほどに僅差でした。残念ながらランクインは逃したものの、ぜひ紹介させていただきたい筆記具のトップバッターはフィッシャー・スペースペンです。清潔感とメタリックデザイン、弾丸型の形、どのアングルからでも文字が書けるデザインが高く評価されています。ほとんどのモデルは20~50ドルと若干値段は張りますが、なんといっても、このペンは宇宙でも使えるんです!米Lifehacker生みの親であるジーナ・トラパーニさんも愛用しているとか。

Bicの「Atlantis」、「Cristal」、「Round Stic」などもなかなかの人気を博しています。価格設定、展開色や太さの豊富さ、書き心地の良さから愛されています。

そして最後はぺんてるの「エナージェル」と 「RSVP」 は、スムースでキレイな字が書ける価値あるボールペンです。

もう一度繰り返しますが、膨大な数の投票であったにも関わらず、どのランクも本当に僅差でした。予想をはるかに超えるたくさんの投票だったそうですが、皆さんのお気に入りはあったでしょうか。

Alan Henry(原文/訳:Rhyeh)

Title photo by Bill Bradford.
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