トランプ米大統領が意欲を示す米中ロ3カ国による軍縮協議を巡り、中国国防省の呉謙報道官は27日の記者会見で、米国はトランプ氏が掲げる「米国第一」を実践して核軍縮や国防費削減を「最初に実行すべきだ」と注文をつけた。「米国は最大の核兵器保有国だ。核軍縮の特別な責任を果たす義務がある」と主張した。
「中国は自衛のための核戦略を堅持している」と述べ、自国の核政策を正当化した。米国は国防費が突出して多いと指摘し「本質的で大幅な核兵器削減を実行しなければならない」と求めた。
米中両軍の意思疎通はトランプ政権発足後も維持されているとの認識を示し、双方の交流に向けた計画や調整が進んでいると強調した。(共同)