令和3年も7月に入りました。ウイルスの脅威に振り回されながら半年が過ぎていきました。
ワクチンの接種も始まっていますので、早く皆が笑顔で過ごせる未来が来ることを祈るばかりです。
今年の7月は、青森県民にとってはとても嬉しいことが予定されています。「北海道・北東北の縄文遺跡群」が、7月末にいよいよ世界文化遺産登録される予定となっています。三内丸山遺跡をはじめとする青森県の縄文遺跡群が、世界に認められる貴重な遺産となる日がもうすぐやって来ます。
今回はその遺跡群の一つ、青森市の小牧野遺跡をご紹介します。
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小牧の遺跡は縄文後期前半(約4000年前)の大規模な環状列石(ストーンサークル)を主体とする遺跡です。その直径は約55mでなんと国内最大級です!
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しかし、大きすぎて肉眼では全体を見ることができません・・。空撮じゃないと環状に並んだ石の様子はわからないのではと思いましたが、この青森市内を眼下に見下ろす景色がとても素晴らしかったです。
近づくと石の状態を間近に見ることができました。
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この約4000年前の列石が青森市郊外の山中にずっと残されていて、それを実際に近くで見ることができるなんて、とても凄いことだなと思います。しかも世界遺産になるなんて、青森市民で良かったです。
そして、そもそも環状列石とは何か?ということですが、祭祀の場所として縄文の人々がこの場所に集っていたと考えられています。小牧野遺跡では環状列石のまわりからたくさんの遺物が出土されており、それは祭祀に使われたものも多いと考えられることから、縄文人の精神世界を紐解くためにも貴重な遺跡なのです。
その貴重な出土品は、遺跡から程近い場所にある「縄文の学び舎・小牧野館」に展示されています。
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廃校になった小学校を再利用した施設です。館内には土器や土偶などたくさんの資料が展示されており、見ごたえもたっぷりです。
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あの環状列石の石をどうやって運んだかということや、縄文人の祭りや埋葬方法などを解説した展示あります。
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とても見ごたえのある展示館となっていますので、ぜひぜひ環状列石と合わせてご見学下さい。