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きょうは“ジブリの法則”に警戒、ドル安と翌週の日本株下落につながるか?
*09:42JST きょうは“ジブリの法則”に警戒、ドル安と翌週の日本株下落につながるか?
金融市場での「ジブリの法則」はご存知でしょうか?これはスタジオジブリの作品が「金曜ロードショー」(日本テレビ系列)で放映される金曜日から翌月曜日にかけて、株式市場や為替市場が荒れる傾向にあるという“アノマリー(合理的な説明がつかない現象)”のことです。
金曜ロードショーは、毎月第一金曜日に発表される米国の雇用統計の発表日に重なります。世界で最も重要な経済指標の発表を受けて、株式・債券・為替市場の変動幅が大きくなりやすいことが背景にあります。
さて、きょう2日の午後9時からは金曜ロードショーで「天空の城ラピュタ」が放映されます。また、日本時間午後9時30分には米雇用統計の発表も控えています。
統計によると、ジブリと雇用統計が重なった過去9回のケースのうち8回で雇用統計が弱い内容となりました。また、うち7回でドルが円に対して下落し、翌月曜日の日本株も下落となっています。
例えば2011年7月8日のケースを見ると、「魔女の宅急便」放映と同日に公表された雇用統計では、非農業部門雇用者数が市場予想を86%下回り、ドルが1.2%、翌週の日本株が0.7%下落したことがあります。
今回もジブリの法則が実現すれば、「雇用統計の予想下振れ→米量的緩和の継続期待→米長期金利の低下→ドル安・円高→翌週の日本株の下落」と、やはりドル安、日本株安になるかもしれません。
(フィスコ・リサーチ・レポーター)《RS》
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