科学から課題解決へ 分野融合で北極研究推進―みらいIIで空白域カバーも・第2部「蒼い北極」(8)完・〔66°33’N 北極が教えるみらい〕 2024年10月09日07時16分配信 建造中の北極域研究船「みらいⅡ」の完成予想図(海洋研究開発機構提供) 文部科学省は2011年以降、北極域の研究・観測プロジェクトを進めてきた。当初は、他地域の4倍の速度で進む温暖化メカニズムの解明など、自然科学分野が中心だった。しかし、北極域での気候変動と日本国内の異常気象の関連性が明らかになってきたことや、海氷融解により北極海航路の利用拡大が見込まれることなどから、気象予測や防災、さらには環境保護や資源探査の国際ルール形成など課題解決型へとシフトしてきた。 エネ資源「最後のフロンティア」 北極圏、サウジしのぐ埋蔵量―日本参加のLNG開発、暗礁に・第2部「蒼い北極」(7)・〔66°33′N 北極が教えるみらい〕
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