土地に充満する空気が凝縮されて文化となり、 洗練された美へと滴下していく姿を。 異世界や異文化が融和し、 新たな美と平穏が創出されていく様を。 金沢の歴史・文化・自然が滲み出した、 重厚で豊かな時間の流れを。 みなさまに心ゆくまで感じていただける、 そんな滞在になりますことを切に祈っております。 そんな歴史的背景を有するこの地にて、九谷焼をはじめ、 古くから世界の工芸品を扱うギャラリー『眞美堂』のビルを改装。 兼六園から21世紀美術館に到るまで、 時代を超越して美の集積地となったこの街に、 東洋世界における美の在り方を見つめ、 その処方を試みる滞在空間『香林居』が生まれました。 香林 ― さまざまな漢詩で詠われている 中国・紹興の美景地区の名であり、 異宗教と異民族が融合した理想郷的な意味を持つ。 金沢においてこの言葉を冠する土地の名は、 比叡山延暦寺の僧「香林坊」に由来します。 かつて織
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