AI技術開発部の鈴木達哉です。Mobility Technologies (MoT)ではドライブレコーダーから取得できる情報を元に道路上の物体を検出し、地図と比較することで現地と地図の差分を見つけ、地図を更新する『道路情報の自動差分抽出プロジェクト』を株式会社ゼンリンと共同で進めています。本記事ではドラレコ動画から道路標識を認識するAIの精度改善を機械学習モデルではなくデータの量と質に着目し実現した事例を紹介します。 はじめに本記事は、2022年4月6日に開催された「MoT TechTalk #11 深掘りコンピュータビジョン!研究開発から社会実装まで」での発表「データの量や質を改善するData-Centric AIな取り組み」を発展させたものです。発表の動画・資料を公開していますので、そちらもあわせてご覧ください。 本プロジェクトにおいては、様々な種類の道路標識をドラレコ動画から検出する
