800億画素の超高精細パノラマ写真、ロンドンの街並みを360度見渡せる「ロンドン80ギガピクセル」

1000万画素クラスの高精細カメラが携帯電話に搭載されるようになった昨今ですが、なんと80ギガピクセル（800億画素）というケタ外れの画素数を誇るパノラマ写真「ロンドン80ギガピクセル」が公開されています。この作品は今年の夏、ロンドンの中心にあるセンターポイントビルの屋上から撮影された7886枚の写真をつなぎ合わせて作られています。

このパノラマ写真はマウス操作で360度回転させられるほか、ズームイン・ズームアウトも思いのままで、街を歩く人までもはっきり見ることができるようになっているので、まるでロンドン上空を自由に飛びながら見て回っているかのような錯覚に陥ります。しかも、この写真を利用した宝探しゲームまで行われているとのこと。

迫力のパノラマ写真「ロンドン80ギガピクセル」の詳細は以下から。ロンドンの世界記録のパノラマ写真：Big Ben（ビッグベン）、London Eye（ロンドン アイ）、Tower Bridge（タワーブリッジ）など想像以上のものが見えるでしょう。

「ロンドン80ギガピクセル」はJeffrey Martin氏が運営する「360cities」内のコンテンツ。上記のアドレスにアクセスすると、こんな画面が出てきます。日本語でメニューや操作方法が表示されるのでかなり親切。

これが「ロンドン」。画面上のコントロールキーか写真の上をクリックし、マウスを押したままドラッグすると方向転換ができ、ズームイン・ズームアウトは「Shift（シフト）」と「Control（コントロール）」キーでもマウスホイールでも可能です。

好きなところを好きなだけ大きく拡大表示できるので、街の中を探検しているような気分になります。街を歩く人の顔が見えそうなくらい高精細な画像なので、かなりの迫力を感じます。

マップを表示して、今自分がどのあたりを見ているのか把握することもできます。

「好きなところを見ろと言われても、見どころがわからない……」という人には、赤枠部分のボタンを押すだけの「ランドマーク表示」機能が便利です。

こんな感じで、ロンドンの名所がずらっと表示され、サムネイルをクリックするとその名所にめいっぱいズームしてくれるようになります。カプセルが特徴的な観覧車「ロンドン・アイ」や、ウェストミンスター宮殿に付属する時計台「ビッグ・ベン」などさまざまな名所を選択できます。

ぐるぐると画面を回転させていると黒く大きな穴が見えますが、これは撮影地点となったセンターポイントビルの影ですね。ロンドンの中心に建っている建物なので、ここを起点におびただしい量の写真を撮影したようです。

ロンドンの写真を使った宝探しキャンペーンも11月24日～12月2日まで開催されていて、「ひまわりの花」「公園にあるサンドウィッチ」「壊れた自転車」といったアイテムを探して応募すると、一番乗りの人に富士通の27インチプロフェッショナルモニターが当たるそうです。ただ見ているだけでも楽しめますが、ことのついでに懸賞に応募してみてもいいかもしれません。