三井公一の「スマホカメラでブラブラ」
さすが「Galaxy」のフラッグシップ機! 「Galaxy S25 Ultra」のカメラを試す
2025年2月28日 00:00
はじめに
2025年2月14日に発売されたサムスン「Galaxy S25 Ultra」。SoC「Snapdragon 8 Elite for Galaxy」を採用し、AI機能「Galaxy AI」や「チタニウム シルバーブルー」、「チタニウム ブラック」、「チタニウム グレー」、「チタニウム ホワイトシルバー」、「チタニウム ジェットブラック」、「チタニウム ジェードグリーン」、」チタニウム ピンクゴールド」という7つものカラー展開が話題だ。今回はこの端末に搭載されている4つの背面カメラを楽しんでみたい。
端末の特徴や詳しいスペックなどは、本誌別記事を参照いただきたい。
「Galaxy S25 Ultra」の背面搭載カメラの描写は?
さっそくカメラ部分を見ていこう。実はカメラ部は大きな変更がない。超広角カメラの画素数がアップしただけとなっている。ちょっと残念だが、画像処理エンジン「Snapdragon 8 Elite for Galaxy」の能力が向上しているので、これにより画質が高くなっているとのこと。
4つのアウトカメラのスペックはこのとおり。
- 約5000万画素超広角カメラ(F1.9)
- 約2億画素広角カメラ(F1.7)
- 約5000万画素光学5倍望遠カメラ(F3.4)
- 約1000万画素光学3倍望遠カメラ(F2.4)
撮影画面はオーソドックスだ。カメラの切り替えアイコンは6つ並ぶが、触れると「30」と「100」のアイコンが現れる。スライドさせるとシームレスに撮影倍率を変更可能だ。
「EXPERT RAW」モードではマニュアルライクな設定を自分でセッティングできる。
各カメラの画角はこのような感じ。晴れた日の大分空港で駐機中のJAL機を撮影した。コントラストがありシャープネス高めのGalaxyらしい絵作りだ。30倍まではかなりの描写を見せてくれた。100倍のデジタルズームはかなり厳しい写りに感じられる。
その他モードの特徴は?
「Galaxy S25 Ultra」でブラブラ実写スナップ
街を歩きながらのスナップショットは実に軽快だ。電源ボタンのダブルクリックでカメラ機能もクイックに立ち上がるし、動作もキビキビしていて通常のモードでならストレスを感じることなく撮影を楽しめた。
「Galaxy S25 Ultra」まとめ
超広角から望遠まで「Galaxy S25 Ultra」は誰でも簡単に、優れた描写の写真を撮影できる端末に仕上がっている。絵作りはやや硬い印象を受けるが好みによるだろう。長時間撮影していると、真冬にもかかわらず端末が熱くなるのが気になった。夏場は果たしてどうなるかが心配である。総じてバランスもよく、ウィークポイントも感じられず、さすが「Galaxy」のフラッグシップ機だな、という感じであった。