『ねこホーダイ』とか言う害悪サービス
昨日夕方、Twitterで
Mステスーパーライブを抑えてトレンド一位になっていたワード。
『ねこホーダイ』。
最初、猫カフェのサブスクかと思った。
380円で猫カフェ行き放題とかすごく安くない？
なんて素敵なシステム。あ、でも中であげるフードが高いのかしら。
もしかしてお猫様のおさわりは有料とか…。
なんて考えていたら違った。
『ねこホーダイ』はのらねこバンクと言う団体が
猫のサブスク、という不思議なワードで行っているサービス。
のらねこバンクより
こののらねこバンクのホームページを見てみると、
「猫を飼うなら一生責任を持って面倒を見る」これは当たり前のことですが、
それだと高齢者や単身者は中々飼うことができません。
それならその「責任」を誰かが代わりに負えばいいのではないか、
そんな思いで作られた「人と猫をつなぐプラットフォーム」
それが会員制サービス『ねこホーダイ』です。
『ねこホーダイ』は月額380円の会員制サービスです。
会員様は提携シェルターの猫を無料で譲り受けることができます。
面倒な審査やトライアルもなく高齢者や単身の方でも大丈夫です。
また、会員様が飼っている猫を飼えなくなった場合に、
提携シェルターに無料で引取ってもらうことができます。
その他にも『ねこホーダイ』会員限定コンテンツなどもご用意しております。猫を飼うなら『ねこホーダイ』
皆様のご利用をお待ちしております。
【会費】
月額380円（税込み）
と、書かれている。
そして現在サブスク対象の猫の写真も掲載されている。
サブスクって何？
サブスクってよく聞くけど、何？と言う方のために。
サブスクリプション（英語: subscription）は、
定期的に料金を支払い利用するコンテンツやサービスのこと。
商品を「所有」ではなく、一定期間「利用」するビジネスモデルです。
ここ、大きなポイント。
「所有」ではなく、一定期間「利用」する。
つまりは保護猫を譲渡するのではなく
貸し出す、のです。
貸し出される対象はもちろん生きた猫。
『月額380円で飼うのも手放すのも０円』。
ボタン一つで、猫を返却できるシステム。
高齢で一定期間しか猫を飼うことができない人にも、と
もっともたらしいことを言っているけれど、
これは人側の都合しか考えていない。
なんで単身者や高齢者のみの家庭が譲渡等を断られるか考えて欲しい。
誤飲や怪我など不測の事態、飼い主が死んだ後のこと。金銭面のこと。
「こうでもしなければこの子たちは殺処分なんですよ、
命を救えるのならばいい手でしょう。」
と言うのかもしれない。
けれど、猫の身になって考えたことはあるのか。
審査やトライアル期間もなしって、猫のことを全く考えてない。
もしもサブスクで貸し出された猫が、
猟奇的な人間の手に渡ったらどうするのか。
「不幸な野良猫は一匹減った」と喜ぶのか。
犬は人に付き、猫は家に付く
昔からよく、犬は人に付き、猫は家に付く、と言われます。
これは犬と猫の違いを表した言葉で、
犬は家人になつき、引っ越しにもついて行くが、
猫は人よりも家の建物・場所になじむという意味。 犬
は飼い主である人間から受けた恩を一生忘れないというたとえです。
この言葉が表しているのは、
猫は薄情と言う事ではなく、
それだけ環境の変化が苦手と言う事。
大規模で言うとお引越し、
小規模で言うと部屋の模様替え。
いつも率先して部屋のパトロールをするはずの猫が
狭い押し入れに入ったきり出てこないという経験をした方もいるでしょう。
もちろん全猫がそうと言うわけではありませんが。
以前猫は下僕付きの家に住む、と言う話を書いたことがありますが、
猫は人の自由にはならない生き物です。
もしも猫を飼うのならば
一生お世話をする覚悟が必要です。
もちろんワンちゃんだって、鳥だって魚だって。
一か月だけ猫を飼いたい、という
人のわがままが許されていいはずがありません。
画像の二次使用は認められてないけれど、
こうしてやりたい。
この経営者ははっきり言って、アタマオカシイとしか言いようがない。
どう考えてもダメ。
責任を取らずに猫を飼える仕組みなんてダメだ。
猫飼うなら何があっても一生面倒を見る責任を負うのが当たり前。
それが出来ない、覚悟がない奴が猫を飼ってはいけない。
今日のヒメちー
そうです。猫は環境の変化に弱い生き物なのです。
なので勝手に箱を捨てるとかありえません。
下僕は猫に常に箱を用意しなくてはならないのです。
わかりましたか？
えっとお…
箱意外にもヒメちーの巣っていっぱいあるじゃない？
それじゃダメ？
コメント
猫のサブスクって、最初どういう意味が全く分からず。。
正気と思えない・・・